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効果的に勉強したければ「覚える」ではなく「○○○○」

こんにちは、らるです。

先日、勉強の話をしましたが
その続きです。

本を読んだり、動画を見たりして
いくらか調べてみましたが
やはり、私の感覚は間違っていなかった
ということがわかりました。

では、早速、どんな勉強法がいいのか
紹介していきます。


勉強は「覚える」よりも「思い出せ」

勉強というと、「覚える」イメージが
強いと思います。

繰り返し読んだり、書いたりして
覚えていくのが勉強…と
私も以前はイメージしていました。

ですが、大事なのは
読んだり書いたり…よりも
「思い出す」ということなんです。

私たちがやるべきことはたった1つ、「検索練習」です。  
やり方はとてもシンプル。
「覚えたことを何も見ずに思い出す」だけです。  

望月 俊孝. 何歳からでも結果が出る 本当の勉強法 (p.38). 望月俊孝. Kindle 版.

前回の記事では
問題を見て、何も見ずに解けるか
を重視しよう
…という話をしましたが

まさに、この話です。

読んで覚えようとする…ではなく
「思い出す」ことが大事なんですね。

こちらは、ちゃんと実験をして
効果も確認されています。

2016年、タフツ大学の研究チームは興味深い実験を発表しました。  
120名の参加者に、30個の単語と画像を記憶してもらい、その24時間後に確認テストをします。
(中略)
【Aグループ】頭からただ復習する(再学習条件)
【Bグループ】できるだけ思い出す模擬練習をする(検索練習条件)  
(中略)
Bグループ(模擬練習をした)の成績は、Aグループ(ただ復習をした)よりも約37%も高いスコアだったのです。

同上

また、なぜ、「思い出す」ことが
有効なのか、理由もわかっています。

なぜ、こんな現象が起きたのでしょうか?  
じつは私たちの脳は検索練習(覚えたことを何も見ず必死に思い出す)ときに、確実な変化を見せます。  

2013年、デューク大学のエリック・ウィングらの研究によると、「検索練習」をしている参加者の脳では、記憶を司る脳内の海馬と、ほかの脳領域とのつながりが増えていることが確認されました。
 すなわち、思い出したい情報へたどり着くための脳内の経路が、よりしっかりしたものになっていたのです。
 そして、この経路がきちんと準備されていれば、試験当日の精神状態のなかでも記憶が再現されるのです。
 つまり、あの手この手で何とか思い出そうとする「検索練習」こそが、本当の意味での試験勉強なのです。

同上

間を開けて何度も「思い出せ」

また、勉強というと
まとめて一気に頑張る…というイメージが
(一夜漬けが最たるものかと思います)
あるかと思いますが、これはダメ
です。

勉強は、一度に一気にやるよりも
・分散してやる
・しっかり寝る

ことが大切です。

睡眠中の話を引用します。

脳は次の2つの点検作業をしています。
(1)あきらかに重要でない情報を脳から消去する
(2)忘れてしまった情報の再学習を促す
 すると起床後に同じ情報を見たときは、以前よりも速く正確な記憶回路を再形成できるようになります。
 つまり私たちは、睡眠をしっかり取ることで記憶を点検して、次の学習の準備をととのえることができるのです。

 結論として「脳にもっとも優しい勉強法」とは……
(1)1日に少しずつ進めて、できるだけ学習量を分散する
(2)十分な睡眠を取る

 つまり「一夜漬け」とは真逆のことをすれば、正しい勉強法につながるのです。

望月 俊孝. 何歳からでも結果が出る 本当の勉強法 (p.43). 望月俊孝. Kindle 版.

この話は、今回紹介した本だけでなく
こちらの方も、論文を引いて
同じようなことを仰っていました。

(330万回も再生されている動画です)


というわけで、今日の話をまとめると

勉強のポイント
・読んで理解、書いて理解…よりも
とにかく「思い出す」こと

・一度に一気に…よりも
細かく何度も「思い出す」こと

これを実践すれば
今までよりも、効果的な勉強ができるはずです。

試験に向けて頑張っている人は
ぜひやってみてください。

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