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魚は「ピラニア」を一緒に入れると生存率があがる!?

こんにちは、らるです。

今日は、一つ面白い話を読んだので
紹介します。

魚の話ではあるのですが
人間にもヒントになる部分が
ある話だと感じています。


 観賞用や食用の魚を長距離輸送する際に、ストレスで魚が死んでしまうことがあるそうだ。しかし、水槽の中に何か1つだけ入れると魚が死ななくなるらしいのだが、それが何かおわかりになるだろうか?
 答えは酸素でも餌でもなく、「ピラニア」だ。ピラニアを水槽に入れることで、ピラニアに食べられてしまいたくないという魚の生存本能が掻き立てられ、ストレスのことなんか吹き飛んでしまうのだそうだ(実際は魚がピラニアに食べられてしまわないように、水槽に仕切りを入れるらしい)。

清水大吾. 資本主義の中心で、資本主義を変える (NewsPicksパブリッシング) (p.206). 株式会社ニューズピックス. Kindle 版.

魚は長距離輸送すると
ストレスで死んでしまうことがある

…ということなのですが

そこにまさかの「ピラニア」を
投入すると、魚は死ななくなる
そうです。

面白い話ですよね。

普通にしているとストレスで死ぬのに
死を意識させられると
逆に生きられるようになる

そういうことを、この話は示しています。


紹介されていた本は
日本経済の再生に向けた内容だったので

 私はこの話を聞いてピンときた。いまの日本に必要なのは、このピラニアなのではないかと。もちろんそれは物理的にピラニアを放流せよということではなく、ピラニアがもたらす緊張感を意味する。とても勇気のいることではあるが、我々自らの手でピラニア的な仕組みを取り入れていくことができれば、のんびりと茹でガエルになっている暇はなくなるはずなのだ。

清水大吾. 資本主義の中心で、資本主義を変える (NewsPicksパブリッシング) (p.208). 株式会社ニューズピックス. Kindle 版.

日本経済に必要なのは
「ピラニア」に当たるような
「緊張感をもたらす仕組み」である

という話になっていきました。

ピラニアの一例として
「クビ」になる ことが挙げられていました。

確かに、日本の会社は
崩れつつあるとはいえ
終身雇用が根強く残っており

特に「会社が従業員をクビにする」
ことへのハードルは高い
です。

ですから、
給与と働きが見合っていない状態で
会社にぶら下がり続ける…
という方も、います。

もし「クビ」というピラニアが
放たれることになれば

おそらく、「ぶら下がり社員」も
必死に働くようになることでしょう。


この話のポイントというのは
「緊張感」でしょう。

ある程度の緊張感は
健全に生きるために必要だ

という話です。


そこで、自分自身のことを考えてみると
私にとっては「ピラニア」に当たるものはなく
そういう意味では、弛緩した日々を
過ごしてしまっているようにも思えます。

自ら、「緊張感」の中に飛び込むためには
やはり、何らかの新しいチャレンジが
必要になってくるでしょう。

もうすぐ今年も終わりますが
今年を振り返りつつ
来年は、新たな挑戦をする年に
していきたいと思います。

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