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社長の意思決定の基準は…

こんにちは、らるです。

今日は、もし、自分が組織の運営を
する時が来たら、
こういうスタンスで運営したいな
…と思える文章に出会ったので
紹介します。


 会社の舵取りをするのは社長です。ともに仕事に取り組むスタッフをはじめ、事業に惜しみない協力を提供してくださる株主様や、お客様の幸せのカギを握るキーパーソンでもあります。
 ということは、社長たる者の意思決定はすべからく、彼らの「笑顔」と「感動」を得られるかどうかになければなりません。ここを明確にするだけで、スタッフの行動は違ってきます。仕事に取り組むときに、社長だけではなく誰もが、
「この仕事を通して自分は幸せになれるか。お客様の満足が得られるか。取引先様は我々とともに仕事をすることに喜びを感じることができるか。業績向上に結びつき、それが結果的に株価にいい影響を与え、株主様の期待に応えることは可能か」
という視点を持つようになるからです。

熊谷正寿. 一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法 (p.166). 株式会社かんき出版. Kindle 版.

こちらは、

熊谷正寿(くまがい・まさとし)さんという
東証一部上場企業グループの
『GMOインターネットグループ』を
率いる方の言葉です。

社長の意思決定

仕事に取り組むスタッフ
事業に協力してくれる株主
そしてお客様

これらの人々の
「笑顔」と「感動」を得られるかどうか

で行う、というわけです。

とても素敵な意思決定の方針だと思います。


最近、私自身が感じることとしては

会社の視点が
株主や、あるいはその株主が
判断材料にするような格付け機関に
に向きすぎている
のではないか

…ということです。

特に強くそれを感じるのが
ダイバーシティに関する施策の部分

女性の採用比率を上げるだとか
役職者の比率を上げるとか…

もちろん、性別によって
差別がされているのであれば
是正することで、みんなの笑顔と感動に
つながるのかもしれませんが

現状、そういったわけではなく
高い数値だけが掲げられて
男性はもちろん、女性からも
「女性の比率を上げるために
 ひいきで採られても不幸では?」とか
「こういう施策で、役職にあげられても
 不本意だ」という声が聞かれることが多いです。

もちろん、ダイバーシティによって
新しい価値を生み出すことにつながって
お客様の笑顔につながればいい…
という話もあるかもしれませんが

実際に必要なのは、そういった見かけの
属性の多様性ではなく…

ダイバーシティで重要なのは、よく言われがちな男女の割合がどうとか外国人の割合がこうといった人材の多様性ではなくて、「思考の多様性」だと僕は思っています。

ピョートル・フェリクス・グジバチ. 世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 (Kindle の位置No.904). 朝日新聞出版. Kindle 版.

グーグルで人材開発に携わったピョートル氏の
言葉を借りれば
必要なのは、属性の多様性でなく
「思考の多様性」であり

無理やり属性の多様性を高めても
意味がないのでは?

とさえ、思ってしまいます。


とはいえ、組織の方針は変えられないので
自分は自分の影響の範囲の中だけに
集中して、やれることをやっていきたいと
思います。

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