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メールアドレス流出元を知り、一瞬で拒否できるGmailの賢い使い方


この記事はGmailを使った機能を紹介しています。
Gmailを使っていない人は対象外ですので注意してください。

Gmailは無料で取得することができます。
無料とはいってもgoogleが運営母体なので、docomoのようないわゆるキャリアメールよりセキュリティレベルは高いです。
これを期にGmailを使ってみるのもおすすめです。


エイアリス機能を使ってみる

この記事のメソッドの根幹はメール管理に革命をもたらすエイアリス機能です。
最初に、エイアリス機能を使って自分のメールアドレスにメールを送る基本的な手順を紹介します。

ステップ1: エイアリスメールアドレスの設定

まずは、エイアリス機能を試しましょう。
前提として、このページでは、メールアドレスは

wasabeaf@gmail.com

であると仮定します。
自分のメールアドレスと置き換えて、ステップごとに一緒にやりましょう!

たとえば、あなたの通常のメールアドレスが
wasabeaf@gmail.com
であれば、エイアリス用のアドレスは
wasabeaf+[サイト名]@gmail.com

という形になります。ここで[サイト名]は、メールの送信元を識別するための独自の文字列です。(後で説明します。)
 + は半角文字列のプラスです。

ステップ2: 自分自身にメールを送る

エイアリスメールアドレスが理解できたら、次は実際にそのアドレスにメールを送ってみましょう。
メールアプリ(Gmailアプリ)を立ち上げるか、ブラウザでGmailのメール作成画面を表示してください。
通常のメール作成方法と同じように、メールを作成します。
そして、宛先のメールアドレスに以下のようにに入力します。

wasabeaf+abc@gmail.com

そして送信します。

wasabeaf@gmail.com
というメールアドレスに対して、
wasabeaf+abc@gmail.com
というメールアドレスのことをエイアリスといいます。

そして、
wasabeaf+tabetai@gmail.com
に宛のメールは、
wasabeaf@gmail.com
に届きます。

エイアリスというのは、いわゆるパソコンでいうショートカットのことです。
wasabeaf+tabetai@gmail.com
というのはショートカットで、ここに送られるとショートカット先である
wasabeaf@gmail.com
にメールが届くということです。

ステップ3: メールの確認と分析

メールを送ったら、受信箱を確認してみましょう。
メールアドレスが正しければ、送信したメールが届いているはずです。
これにより、どのメールが「どのエイアリス宛に来たのか」一目で分かり、メールの管理が格段に楽になります。

まとめ:エイアリス機能を使ってみる

エイアリス機能を使うことで、メールのセキュリティと管理が大幅に向上します。
自分でメールアドレスにメールを送ることから始めて、この便利な機能を最大限に活用してみましょう。

例えばnote.comからメールアドレスが流出したら?

note.comを使う上でのメールアドレスのセキュリティを考えてみましょう。

オンラインで活動するときは、メールアドレスの安全性にも注意が必要です。
ここでは、note.comからメールアドレスが流出した場合、エイアリス機能をどのように活用できるかを見ていきます。

note.comでのメールアドレス流出の可能性

まず、note.comのようなウェブサイトに登録する際には、メールアドレスが必要になります。
しかし、残念ながら、どんなに信頼できるサイトでも、セキュリティ侵害のリスクはゼロではありません
メールアドレスが流出すると、スパムメールの増加やプライバシーの侵害などの問題が生じる可能性があります。

エイアリス機能を使った対策

エイアリス機能を活用することで、このようなリスクに対処できます。
例えば、note.comに登録する際に
wasabeaf+note@gmail.com
のようなエイアリスメールアドレスを使います。
こうすることで、note.comからのメールがこの特定のアドレスにのみ送られるようになります。

流出が発生した場合の対応

もしnote.comからメールアドレスが流出した場合、エイアリス機能を使っていれば、どのメールがnote.com関連であるかが簡単に分かります。
wasabeaf+note@gmail.com
宛にスパムメールが届き始めたら、noteと特定できます
そのサイトでクレジットカード決済等をしていたのであれば、クレジットカードも確認する必要がでてきますね。

これにより、問題の特定と対応が迅速に行えます。
例えば、そのエイアリスメールアドレスにのみ送られるスパムメールをブロックするなどの対策が可能です。

まとめ:例えばnote.comからメールアドレスが流出したら?

エイアリス機能を使うことで、note.comのようなウェブサイトでのメールアドレスの安全性を高めることができます。
もしメールアドレスが流出しても、迅速に対応することが可能になり、安心してオンラインでの活動を続けることができるようになります。

エイアリスのルールを自分で決める

エイアリス機能は、メールの管理とセキュリティを強化する素晴らしい方法です。
しかしむやみやたらにエイアリスを作っていたのでは、どのサイトのエイアリスがどれかわからなくなります。
そこで、自分自身でルールを決めましょう
ここでは、おすすめの「3から4文字のサイトのドメイン名をメールアドレスに追加する方法」について詳しく見ていきます。

エイアリスルールの基本

復習です。エイアリス機能では、ユーザーは自分のメールアドレスに独自の文字列を追加することで、メールの送信元を識別しやすくします。
これは、メールアドレスの末尾に「+」記号と共に短い文字列を追加します。
たとえば、note用のエイアリスメールなら、
wasabeaf@gmail.com
というメールアドレスがある場合、
wasabeaf+note@gmail.com
のようにします。

3から4文字のドメイン名の追加

具体的には、メールを受け取るサイトやサービスに関連する短いドメイン名を選びます。例えば、Amazonであれば「amaz」、noteであれば「note」といった具合です。この方法を使用すると、どのメールがどのサービスから来たのかを一目で識別できるようになります。

メールアドレスのカスタマイズ例

  • Amazonの場合: wasabeaf+amaz@gmail.com

  • Instagramの場合: wasabeaf+inst@gmail.com

  • note.comの場合: wasabeaf+note@gmail.com

このように、各サービスに合わせた独自のエイアリスメールアドレスを作成します。

まとめ:エイアリスのルールを自分で決める

エイアリスのルールを自分で設定することにより、メールの管理がより簡単かつ効率的になります。また、もしメールアドレスが流出した場合にも、どのサービスからのものかがすぐにわかり、迅速な対応が可能になります。

エイアリスからフォルダに振り分けする方法

このままでも十分便利なのですが、メールの自動振り分け機能も使うとより便利です。
エイアリス機能を活用することで、メールを特定のフォルダに自動的に振り分けることができ、メールの管理が大幅に効率化されます。
この振り分け機能はスマートフォンのアプリ上からは行えません。
ブラウザ(SafariやChrome、Edgeなど)でWebページ上で設定しましょう。

ステップ1: Gmailでのフィルター設定

Gmailにログインし、右上の「設定」(歯車のアイコン)をクリックします。
「すべての設定を表示」を選択します。
「フィルターとブロックされたアドレス」タブに進みます。
「新しいフィルターを作成」をクリックします。

ステップ2: エイアリスメールアドレスでフィルターを作成

「フィルターを作成」の画面で、差出人 や 宛先 のフィールドにエイアリスメールアドレスを入力します。
例えば、「宛先: wasabeaf+note@gmail.com」と入力します。
「フィルターを作成」をクリックします。

ステップ3: フィルターのアクションを設定

次の画面で、振り分けたいアクションを選択します。
例えば、「特定のラベルを適用」を選び、新しいラベル(例: noteメール)を作成します。
必要に応じて他のオプション(例えば、読み取り済みにする、重要ではない など)を選択します。
「フィルターを作成」をクリックして保存します。

ステップ4: フィルターの動作確認

設定したフィルターが正しく機能しているかを確認するため、自分自身にテストメールを送信してみましょう。正しく設定されていれば、メールは自動的に指定されたフォルダやラベルに振り分けられます。

まとめ:エイアリスからフォルダに振り分けする方法

Gmailのフィルター機能とエイアリスを組み合わせることで、メールの自動振り分けが可能になります。これにより、メールボックスが整理され、重要なメッセージを見落とすことなく、効率的なメール管理が行なえます。

エイアリスメールアドレスが流出した場合の受信拒否方法

万が一、エイアリスメールアドレスが流出し、望まないメールが届くようになった場合、Gmailでは簡単に受信拒否設定を行うことができます。ここでは、その手順を分かりやすく説明します。
この振り分け機能もスマートフォンのアプリ上からは行えません。
ブラウザ(SafariやChrome、Edgeなど)でWebページ上で設定しましょう。

ステップ1: Gmailにアクセス

まず、Gmailにログインします。
右上の「設定」(歯車のアイコン)をクリックし、「すべての設定を表示」を選択します。

ステップ2: フィルターとブロックされたアドレスの設定

「フィルターとブロックされたアドレス」タブをクリックします。
「新しいフィルターを作成」をクリックします。

ステップ3: フィルターの作成

「フィルターを作成」の画面で、宛先 フィールドに流出したエイアリスメールアドレスを入力します。例: wasabeaf+note@gmail.com
「フィルターを作成」をクリックします。

ステップ4: 受信拒否のアクション設定

次の画面で、「削除する」を選択します。これにより、指定したアドレスからのメールは自動的にゴミ箱に移動されます。
「フィルターを作成」をクリックして保存します。

ステップ5: フィルターの動作確認

設定が完了したら、フィルターが正しく動作しているかを確認するためにテストメールを送信してみましょう。正しく設定されていれば、そのメールはゴミ箱に自動的に移動されます。

まとめ:エイアリスメールアドレスが流出した場合の受信拒否方法

このように、Gmailではフィルター機能を使って、特定のメールアドレスからのメールを自動的に受信拒否にすることができます。これにより、不要なメールから素早く身を守り、メールボックスを整理しやすくなります。

今からやること

メールアドレスを登録してあるWebサービスを変更してエイアリスのメールアドレスにしましょう。

自動振り分けは少し面倒なので、一度主要なWebサービスのアドレスをエイアリス化したあとに一気に行うことがおすすめです。

設定完了後の数カ月後、あなたに1通のスパムメールが来たとします。
そのときにあなたはこう思って、少し笑うでしょう。
お、あのサイトから流出したのかー!

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