再スタートしたあなたへ
「人間には浮力があるから、いずれ必ず復活する」
今日見たテレビで言っていたよ。
半年間、よく頑張ってきたよね。
学校の時間は、ゲーム・YouTubeをしないって、最初に決めたのはママだけど、それを守ったのは、あなただよ。
ママがいない時間に勝手にやることだってできたけど、やらなかった。
テレビは、朝8時までねって決めたら、ママが外出していても、自分で辞めた。
ゲームができるって聞いた不登校児向けに解放された塾。
不登校児向けのスポーツ教室。
「ゲームできるのかぁ、良いなぁ」って言いながらも、「まだ行かない」って決めたのは、あなた。
学校の時間、図書館とか美術館とかおでかけするのも勉強だよ。って説得して外に出そうとしたのに、かたくなに出かけなかったのも、あなた。
あなたはずっと、学校に戻ろうとしてた。
「学校には行かない」って言いながらも、それ以外の道を拒否してきた。
それは、学校に行く自分を取り戻したかったんだよね。
あなたはちゃんと、復活した。
これからも、行きたくない気持ちがあってもいい。
挫折しそうになることがあってもいい。
もしまた、学校に行けなくなることがあっても、過去のあなたに戻るわけじゃないよ。
もしまた不登校になったときは、最初の不登校の時とは全然違う世界が見えているはず。
家にこもったあなたを迎えに来てくれた人たちを思い出して。
パワーがたまるまで待っていてくれた人たちを思い出して。
学校に行っていないことを知らなくても、ずっと遠くでかわいがって応援してくれたおじいちゃんおばあちゃんを思い出して。
もちろん、家族もいるよ。
挫折から立ちあがったあなたは、挫折を知らない人の何千倍も強い。
転んで立ちあがる方法を、身をもって学んでいる。
また転んだときは、一人で立ちあがらなきゃなんて思わなくて良い。
上を見て。
手を差し伸べてくれる人が必ずいる。
いろんな人の力を借りて、また、立ちあがれば良い。
立ちあがったときに、同じ方向に進む必要もない。
そのときに、また道を見つければ良い。
そして、いつか、もしできたら、転んだ人に手を差し伸べられる人になってほしい。
転んだ経験があるあなただから、きっと、できる。
また転んだときに、私が近くにいられるかわからない。
だから、自分でしっかり覚えておいて。
大丈夫。
あなたなら、大丈夫。
大切な、大好きな、私のこども。
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