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くすのきテラス

新型コロナウイルス感染症の影響により売り上げが減少した飲食店等を支援するため、道路空間等を活用してテラス営業の特例を認める制度ができました。国土交通省が警察とも事前調整をして、道路使用、占用に係る費用を免除するものです。

杉戸町でもこの制度を活用して、飲食店等の支援をしていこうと、東武日光線杉戸高野台駅の西口駅前通りの「くすのき通り」を対象に、商店会や地元と調整し、道路管理者、所轄警察とも協議して「くすのきテラス」として、令和2年10月15日からスタートしました。

この地区は区画整理事業によって開発された新市街地で、昭和60年代に完成した街です。開発コンセプトは「歩いて暮らせる街」という、まさに時代が追い付いてきた、という感じです。駅前通りであるくすのき通りは、歩行者自転車専用道路。の駅前通りを主軸として、開発でできた街区公園や近隣公園をさらに歩行者自転車専用道路がネットワークで繋げている。まさにウォーカブルな街です。しかし、当時の車中心の時代には「駅前通りに車が入れないとは何事か?」とよくお叱りを受けていました。


この開発エリアを中心として高野台商店会が組織され、このくすのき通り沿いにあるケーキ屋さんのオーナーが会長をしています。

これまでもの遊歩道を活用して、活動している団体もありました。すまえるプロジェクトさんも一緒にこのくすのきテラスを盛り上げています。

商店会、活動団体、町、商工会などを中心に実行委員会を立ち上げ、様々な検討を行い、テラス営業をすることだけを目的とせず、公共空間の活用や高野台地区の新たな憩いの場として、コミュニティの形成や地元に愛着を感じられるような活動につなげていきたいと考えています。

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緊急事態宣言が年明け早々に発令され、様々な活動がほぼできませんでした。そのため、令和3年3月31日までだった占用期間を、さらに延長して令和3年9月末まで実施することにしました。
今後は、新たな制度である「歩行者利便増進道路」の指定に向けて、実行委員会で詳細を検討していきます。


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