クイズと沼とホラー小説

クイズ
藤田まことの演じた必殺シリーズ主役キャストの役名とは?
日本が準優勝に終わったアジアカップ、トルクメニスタン戦にて当時の日本代表最年少となるゴールを決めた選手の名前は?



答えは中村主水と堂安律なんですけど、そのお名前を組み合わせた堂安主水くんなる人がこないだ出てきたんです。今やってる仮面ライダージオウで。
そんなつもりもないのですが、もう今やこれライダーのことを書くnoteと化してきてるので息をするようにライダーのことをつらつら書きます。


でその堂安主水くんが変身するのが仮面ライダークイズっていう。見た目からして丸とバツと赤と青に覆われたなかなかシュールな佇まい、攻撃を全てクイズ出しながら行うっていうこれまたシュールな戦法なのですが、意外や意外、クイズくんが主役の物語はなかなかに切ない家族の物語でした。そういうギャップ、嫌いじゃない。
で、何がそんなにグッときたかっていうと、2040年からやってきた青年の名前が主水ってとこね。

主水と書いてもんどと読む、主税と書いてちからと読む、みたいなの結構好きでして。調べたところ百官名、という項目でウィキペディアに纏められておりました。
官職名なのはなんとなく私も知っていましたがすごい、並べてみると本当ワクワクします。斎宮、蔵人、舎人、などなど。学生時代、自由研究みたいなやつで暴れん坊将軍のある一話を史実の観点から考察する、みたいなことやって江戸博に通っていた私にはどんぴしゃに来るカテゴリー。家紋も好き。

話戻して主水くんの事なんですが、2040年時点で20代後半と思われる風貌なので2019年現在は4歳とかその辺な筈。彼のお父さんは話聞く限り生物系の研究者さんで、成果が報われない事に焦り家族を顧みず研究にのめり込んでいき早逝、お母さんはその後病に倒れてしまうという割と悲しい出自です。
そんな生物系の研究者お父さんが主水って名前をおよそ4年だかそこいら前に付けたってのがもうなんかグッときたわけで。お父さんナイスネーミング。

なんだかんだでクイズ主水くんは親想いのとてもいい人であり、ジオウの中でも良いストーリーだなと思ったのでありました。次は右衛門佐ちゃんとか出して来てくれて良いんだよ。待ってる。

で。

次のレジェンドライダーが龍騎だったんでミラーワールドとは?を知るべく龍騎まで見始めた私は一体どこを目指しているのか。
バトルロイヤル的な話なのはなんとなく知っていたのですがこれも走り出しから面白い。ミラーワールドという反転した世界の映し方が凝ってて心の中の中学生がざわざわしだしました。
一個ずつ借りるより安いし早いな?て真理に唐突に気付いて東映特撮ファンクラブに入ってしまいましたのでもう退っ引きならない。沼だ沼。
これで、オーズ、龍騎、ジオウって並行して見てる訳で、そりゃあ毎日ライダー漬けになるよなあと。毎日がヒーロータイムってすげー迷惑…本当ごめんな…。

ほんでつい先日三作品めの完走を果たしました。ビルドです。有言実行。
ビルドに関しては、話が大人向けだし戦兎くんと万丈のお互いのことしか考えてない上にお互いのためしか100%の力を発揮できないっていう関係性すごいメリーバッドエンドに二人して沈んでいきそうで怖いなあ(ここまで一息)。と思いつつ、犬飼貴丈の顔がいいなあってしみじみ見入りました。でも推しは万丈。度量の広いキャラクターが好きなので。
最終話において、たまに創作系で目にする「転生もの」というんですか、物語の記憶を持ったまま現代に転生したという設定で「自分以外誰もその記憶を持たず、自分の事を誰一人知らない」という状況がどういう事かやっと分かりました。凄い絶望感でした。

皆と日々を過ごし共に戦って来た記憶は自分だけのもので、目の前にいる人物はその時の本人ではない、という辛さ。戦友にはじめましてだのどっかで会ったことが?て言われ続けるのきついのね…。だからこそ最後の最後まで万丈が戦兎の希望であってくれた事に涙しました。ビルドありがとう。もう退っ引きならないのは分かってるんで次はエグゼイドです。特撮にどっぷり足を踏み込んでいる。沼だ…。


話変わりまして。
去年の夏にドラマを見てどハマりした異常犯罪捜査班藤堂比奈子シリーズが先月末完結してまして。二月だし新刊出てるんじゃない…?てワクワクして角川ホラー文庫を調べたらもう次のシリーズ出ててたまげました。内藤了先生仕事早い。
早く言ってよ!!てその日の内に上下巻を揃えて半日で読み終わりました。我ながら速読過ぎてコスパ最悪。
いやあ、とても良かったです。相変わらずのグロテスクさですがシリーズ通してだとそこまででもないかな。もっと顔顰めて読んでる巻数とか沢山ありましたから。
藤堂比奈子シリーズは基本登場人物たちが私の共感性羞恥を刺激する失敗をしないのでとても読みやすい。皆それぞれ特性を活かして活躍してて、それほど超人も出てこないのでウッソだーて思わず安心して読めますがもう終盤は誰かが裏切ってんじゃないかってずっとハラハラしてました。裏切ってなかった。疑ってごめん。

番外編も合わせると14冊くらいになるのかな、なかなかのシリーズですがグロテスクさだけ大丈夫ならするっと読めるので勧めたい…でもグロテスク過ぎるシーンが相当数出てくるので素直には勧められない作品です。さすがホラー文庫に入ってるだけあるよね…。
ドラマから入ったのでキャラクターが原作に近い中島先生、ガンさん、死神女史、なんかは脳内で役者さんに変換されます。この中島先生の台詞ケントハヤシに言って欲しい…て何回思った事か。出来るなら続編として実写化して欲しいのですがあの連続ドラマより先の物語は基本どう考えても倫理的に無理なので大人しく脳内で補完します。映像化不可能と言われた〜っていう枕詞の意味を噛み締める。無理なもんは無理だった。

脈絡のない事をつらつら書いた自分のnoteを読み返して、あ、これオタクが早口で好きな事について捲したてるやつだ…て自覚したのですが多分落ち着くまでやめられないです。文章力が欲しい。