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結局 行って良かった同窓会

あまり乗り気でなかった同窓会。
参加の返信ハガキを投函したのも期日ギリギリだった。

ところが、
開催日が近づいて来た頃
多分来ないだろうと思っていた遠方に住む友達から連絡があり
じわじわと楽しみの気持ちが増えていった。

相変わらず悪戦苦闘している仕事に追われて
同窓会を待ち侘びる気持ちになれなかったのだが
当日の朝になると10年ぶりに大好きな友達に会える嬉しさが込み上げて来た。

電車が通っていないこの地域。
終点である最寄り駅まで車で30分。
その駅まで迎えに行きながら、
夕方の同窓会は欠席だけど
「ランチは是非一緒に」
と言ってくれたもう一人の友達と合流した。

出身中学の違う3人が、高校で知り合い
意気投合して同じクラスで過ごした3年間の思い出が湯水のように溢れ出す。

還暦も過ぎて
お互い経年劣化した容姿を嘆きながらも
一瞬にして「あの頃」に戻っていた。

3人の間に流れる空気感もそのままだ!

「修学旅行で先生に殴られたよね」

「ジャージでないといかんかったのにパジャマ着てたから?」

「私パジャマじゃなかったのに班長だからって殴られたよ」

くだらない思い出話に涙流して大笑い。
箸が転んでも可笑しかったあの頃みたいに。

あー久しぶりにこんなに笑ったわ。

気づけば三時間半も経過していた。
混み合う店でなくて良かったけど
「長居してすみませんでした」と言って出て来た。

夜の同窓会では、参加者名簿を見ながら
ご本人を探し当てるゲームのようで
特に男性陣は本当に難しくて
結局最後まで半数近くわからないまま。(汗)

100名近い参加者があり
それぞれに刻まれた人生があるのを感じながら
共に過ごした日々がかけがえのないものだったと思えた。

あー参加して良かった!

またいつか
じゃなくて
会える時にしっかり会っておかないと
人生折り返し地点はとうに過ぎている。

でもやっぱり
本当は3人のランチ会が一番楽しかったなあ。

たくさんの人の中で
大好きな友達に会えたこと
あらためて感謝しよう。

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