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メルカリ奮闘記

だいぶ前にメルカリに出品をした時のことを書かせてもらった。


仕事を辞めてから好きなハンドメイドで小銭を稼ごうという魂胆があったのだが、世の中そんなに甘くなく、私の作ったものなど見向きもされない状態だった。

もうメルカリなんか嫌いだ!
と縁を切るつもりが、やっぱり何かをしていないと落ち着かない貧乏性で、あれから半年近い月日をハンドメイドに費やしていた。

その間、地元のフリマに参加もしてみた。(惨敗)
友達の陶芸展に便乗して作品を展示してもらったりもした。(惨敗)

増えていく作品たちは友人にもらわれていったり、野菜などをいただいた時のお礼として巣立っていった。(これは非常に喜んでもらえるのに・・・)

そして一周回ってメルカリに帰ってきた。

すぐに売れることは諦めて、とりあえず出品する。
友人に欲しいと言われた時には出品を取り消して差し上げる。

そんなことをしているうちに、ついに初めて購入の連絡が来た。
もう嬉しくて踊りだしたくなった。

「え?本当に?私なんかの作品でよろしいでしょうか」

売れると思っていないので、送料など詳細を深く考えずに値段設定してしまっていた。大きな作品だったために結構な送料を取られ、出品手数料を引かれ、手元にきた金額は50円だった。 ( ;∀;)

まあでもほとんどただ同然の材料だったので、「赤字ではない」と負け惜しみにも似た気持ちで自分を落ち着かせた。
それでもこの初めてのお買い上げで、もしかしたら買ってくれる人がいるのかもという気持ちが湧き上がってきた。

それにしても、このメルカリさんをどううまく使いこなしていいやらいまだ思案中である。
検索した時に目に留まってもらわないと買ってくれる人が現れるわけもないのに、いくら検索しても自分の作品が出て来なかったりする。
複数出品しても、同じ商品名で同じように説明文を入れているのに、一つしか出て来ないのはなぜなのか。
ハッシュタグ#をいっぱい付けてみても、売れている人を真似てみてもさっぱり検索に引っかからない。
達人は、メルカリさんに袖の下でも送っているのか?と疑いたくもなる。

今は、一週間に一つくらい、偶然見つけてくれたのですか?と聞きたくなるようなタイミングで購入の連絡が来ている。
そして、作品が売れた日はいつも小躍りしてしまう。
元々材料費のみくらいの価格設定なのに、ハギレで作った小物もおまけに付けて送ってしまう。中には複数のおまけを付けて送ることもあり、まるで福袋だ。

顔も知らないどなたかが、ど素人の作品をお金を出して買ってくれるだけで有難い。

あくまでも趣味の一環としてなのでこれで良しとしているけれど、物の値段が何かおかしいよなあと思う。
100円ショップや、子供服の西〇屋さんなど、私が子供を育てていた頃からは考えられないような安値で販売がされている。
こんな世の中でど素人のハンドメイド品が、手間賃を含めた価格で売れるわけがないのだ。

もう誰かの手間賃というものに対してお金は払われなくなってしまった気がする。
「私に作ってもらえばタダ」という感覚で依頼がくるとちょっとモヤモヤしてしまうこともあるけれど
都合よく使われるのは使う価値があるってことだ!
とやや開き直り気味に引き受けている。

何より、それで喜んでくれる顔が見られるのが一番の報酬なのだから。


今日出品した柿



いいねは付くけれどなかなか売れないなあ・・・


今日購入してもらえたポーチ 結局値下げ値下げの叩き売り価格に


来月からは仕事に出たいと思っているので
メルカリ出品も今月で一旦区切りになりそう。

メルカリの売れ残りは、新しい職場の方に差し上げることができるかもしれない。
あと少しだけハンドメイド三昧の日々を楽しんでいようと思う。

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