あの大騒動から始まったコロナ菌の出現から早4年。
怯えながらも、だんだんコロナ前の生活に戻ってきた日常の中で、

「まだ一回も罹ったことない？」

と聞かれるくらい罹患者が珍しくなくなってきた。

それでも自分は大丈夫！なんて根拠のない自信を持っていたりしたのだが
とうとう私も感染者になってしまった。
ただ今回は、新しい仕事で気力、体力を奪われている実感があり
職場の介護施設でコロナ感染者が出たので気をつけてくださいと言われた時
「今の私では免疫力弱くてまずいかも」
の予感がしていた。

その翌日、孫の世話のために仕事はお休みだったのだが
何だかちょっと体調がすぐれない嫌な感じがした。
熱を測ったら37度。
平熱が36度ない私にはちょっとした発熱だ。
普段なら病院に行くほどでもないと感じる程度だったが
職場でコロナが出ていることも気になったので
念のため病院で検査をしてもらった。

結果、陽性反応が出てしまった。

認識出来ないくらいの薄い反応だったらしい。
まだ感染直後だったから？
菌が弱い？
よく分からないが陽性には違いない。

月曜日の受診翌日から五日間の自宅待機を命じられ
職場復帰は明日の日曜日からになった。

それにしても本当にコロナだったのかしらと疑いたくなるくらい
極めて軽症で済んだ。
喉の痛みもなければ、味覚も正常
食欲旺盛。
咳が少しと、38度まで上がった熱が1日あったかなあという程度。

一番心配していた孫への感染もなくて良かった。

一応夫とは生活スペースを分けて
私は二階の部屋にこもっていたが
夫が仕事に行くのを確認後
下に降りて家事をこなしていた。
食事も全て作ってテーブルに置いておく。
私は二階へ運んで食べるというスタイルで
夫も全く感染せずに済んだ。
夫がいない間もマスクと使い捨て手袋を着用し、
除菌スプレーを撒きながらの家事ではあったが。

何はともあれこの程度で済んだことはラッキーだった。
看護師の友人の話では、
最近はインフルエンザよりコロナの方が軽い人が多いと聞いた。

それでも私が休暇中も職場では感染者が増え
厳戒態勢になっている様子が連絡事項として流れてくる。

明日は施設に足を踏み入れる前に抗原検査を受けて
N95マスクを着用しての勤務だと指示があった。

1週間ぶりの職場
いつにも増して足が重かったりしている。