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めしと経済@東京の串鳥

串鳥は札幌市民なら100%知っているであろう焼き鳥店だ。
かくいう私も札幌時代は週1くらいのペースでお世話になっていたような気がする。仕事帰りに同僚と一杯、また近所の店舗でテイクアウトして家で一杯…と、安くて使い勝手の良い店なのである。

東京に来てからは鳥貴族(3193.T)という代替店を見つけてしばらくは満足していたが、やはり串鳥が恋しくなった。
後年、調べてみると荻窪と吉祥寺に店舗があるのを知り、以来、何度か足を運んでいる。
やはり旨い。鳥貴族は電気グリラーの導入で安価提供と効率化に成功しており味も悪くないが、やはり備長炭の串鳥と比べると焼き上がりのコンディションが明確に異なる。
鳥精肉などは外がカリッと焼かれていて、中がジューシーなのだ(きわめて月並みな表現なのだ)。
遠赤外線の実力といったところだろうか。

しかし串鳥はなぜ荻窪・吉祥寺のみで展開しているのだろうか?
私の推測に過ぎないが、その界隈には北海道出身の単身者が多いのではないだろうか。自分自身もそうだったが、東京の街のことはよくわからないので、とりあえず上京するとメジャーな街に住むことが多い。

私の周辺の地方出身(独身)の住まいをざっと挙げてみると、
福岡出身のMさん⇒吉祥寺
盛岡出身のAさん⇒下北沢
札幌出身のKさん⇒高円寺
大阪出身のHさん⇒中野
と、こんな分布で、一方で関東は茨城出身のOさんなどは松戸のようなシブイ街に住む。
要するに田舎者は各々が抱く東京を想起させる街に住む傾向があるように思う。
(私は寅さんが好きなので柴又に住もうとしたが、さすがに勤務地の飯田橋から遠いのでヤメた。正解だった)

そういうロジックから串鳥の荻窪・吉祥寺出店の背景を読むが、どんなものだろうか。

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