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【2022年11月】八重山休暇② とにかく怠惰に過ごした島の二日目

島まで来て何もすることのない一日

島の朝はノンビリで、この日は会社も有給にしたので気兼ねなく朝寝をした。

ヨレヨレとアテも無く街へ出て、A&Wでモーニングコーヒー。

島での朝ルーティン

石垣島に来ると朝はここで八重山日報などのローカル紙を眺めながら、コーヒーを飲むのが日課というか愉しみの一つだ。

いつもは「〇〇小学校のヒヨコが盗まれた」とか、そういうユルい島の“事件”が一面を踊るのだが。
折しも懸念される台湾有事の最前線で、八重山でも安全保障への関心が高まっているらしく、与那国で軍事演習を認可云々など、硬い記事ばかりが報じられていた。

A&Wだけどハンバーガーは食べずドリンクだけで退店。
アイスコーヒーのSサイズ1つで290円というのは少し高い気もする。

食べたことありますか うちなー弁当

茶色い!カロリー高そう!\(@o@)/

昼はとくに食べたいものもなかったので、離島ターミナルに立ち寄って弁当を買って宿で食べた。

ゴハンの上に茶色い揚げ物や炒め物が乗った、実にオイリーな「うちなー弁当」というやつだ。
イカ天かと思ってかじってみると、ソーセージの天ぷらだったりして、どうしてわざわざソーセージを上げる必要があるのかと理解に苦しむ。

完食すると胸やけしそうだが、暑くてダラダラ汗かく島の天候下だと、これが案外とイケてしまう。。。

こんど、家で作ってみてもよいかもしれないと思った。
プラカップみたいな弁当箱にゴハンを敷き詰めて、とんかつとかチキンボールとかウインナーとか、あと目玉焼き。
それに昨晩の残りの炒めものとか、とにかくなんでも乗せれば成立する。

でもアレか、こういうのは南の島で食べるからうまいんだよなぁ。

日中はほんとうに何もせず、宿でダラダラしたり街を意味もなくぶらぶらと歩いて過ごした。

こんなことしていていいのかと不安になってくる。

ユーグレナモール。まだ外国人は少ないけど国内観光需要は旺盛そう

島の飲み屋で会ったおっさんら

そして16時には夕食兼飲み。

いつものように刺身で泡盛をやる。
島の魚と島の酒の相性はよく、クイクイと進んでしまう。

平日の早い時間からスミマセンという感じだ。

うわ、宮之鶴のグラスめっちゃほしい!

自分は北海道の出身で旨い魚もそれなりに知ってるつもりだし、全国の魚の旨い場所もずいぶん旅したが、安価で旨い刺身を食べるとなると石垣島が一番のように思う。

マグロはもちろんのこと、とろけるようなメカジキなんかも八重山では本当に旨い。

マジかー、こういうやつかーorz

で、問題だったのがこれ。

「カツオの卵ちゃんぷるー」という料理で、てっきりカツオの魚の身を炒めて卵でとじたものかと思い注文したのだけど、なんとびっくり魚卵の炒め物だった。
むむむ、わし魚卵あんまし得意じゃないのだ。

だったら「カツオ卵のちゃんぷるー」か「カツオの卵のちゃんぷるー」としてくれれば、注文をミスることもなかったのに‥‥まぁ、後の祭りだ。

「痛風とかこえーな」と恐る恐るチビチビ食ったのだが、一向に減らなかった。

そんな時、店に独り客が入ってきてカウンターの隣席に座った。

刺身だけじゃなく煮魚も旨し

「外は雨ですか」
「ええ、突然の雨で。まるでスコールですよ」

細身のハゲたオヤジだが、完全に北東北の訛り全開で、「ひょっとすると北東北からですか」と訊くと、「どうしてわかったんですか、あっしぁ青森の八戸なんです」と。
そこからマシンガンのようなトーク。

内心ウゼェな・・・とか思いつつも、「あの、もしよろしければコレ、魚卵の炒め物なんですがどうですか」と勧めると、「いいんですか!?」とバクバクと平らげた。
ああ、いったんは良かった。

その後はあまり記憶ないのだが、なぜか明日も一緒に飲む約束をしてその場はお開き。

ウマソさ感は伝わらないと思うけどウマカッタウマカッタです

帰りにまたしても例のオデン屋に顔を出す。

テビチと大根と泡盛で1,000円ほど。

女将との会話は楽しいが、途中でヌッと入店してきたオヤジは東京から来たそうで、しきりに「俺、中央区に住んでんの」と言うので、「珍しいすね」と相槌してやると、ドヤ顔で「タワマン」と一言。
その後は全員に徹底的に無視されてカウンターの端っこで飲んでたが、なんだったんだアイツは。

その後、雨は夜じゅう続いた。

南国の夜は更けて…

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