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【詩】迷子になった目的は?

「進みたいですか?」
「とどまりたいですか?」


どこかに向かうのは、目的があるから。

手を動かし、足を動かし、呼吸をし、ご飯を食べるのは「生きたい」から。
「とどまりたい」のは、休みたいから、考えたいから、先が険しいから、怖いから、準備が必要だから。

何かをやりたいと思う事、そして、やりたくないと思う事。
どちらにも目的があります。


何故やりたいのか、何の為にやりたいのか。
何故やりたくないのか、何の為にやりたくないのか。


どこかへ向かう途中、そのままノンストップで目的地へと向かうのか。
途中で腹ごしらえをするのか。ついでに遊んでいくのか。

「早く目的地に行かなければいけないのに自分はこんな所で何をしているのだろうか」と我に帰り、ただ、その場で悩み続けるのか。


時には、目的地を決めずに動き出す事もある。
そこにも、まだ見ぬものや新たな出会いを求めていたり、動く事でストレスを発散したいなどの目的が隠れている。


感情が動く。
それもまた、目的あってのこと。

何故、何の為に、その感情を感じているのか。

その感情の源はなんだろう、どこから来るのだろう。


目的がわからないなら。
どこに進めば良いのか、どうやって進めば良いのかわからないなら。

時には、誰かに尋ねたって良い。
時には、自分一人で悩み抜いたって良い。

誰かに聞いて早く分かれば、早く進む事が出来る。
でも、地図を片手に、自分の足で歩き回って探すのも、悪くない。


迷子になる事にも、意味があるのかもしれない。

いつもは通らない道を通り、知らない場所に辿り着き、そこから見える景色に感動したり。
遠ざかっていると思ったら、一番の近道だったり。

地図の読み方を学べたり、その時持っていた大切なものに気付けたり。
迷子になっている人を見かけた時に、今度は自分が案内してあげる事が出来る様になったり。


どこに向かい、今、どこにいるのか。

向かう先に何があるのか、何の為に向かうのか。

「目的」「意味」を明確に。

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