自分の健康を信じて疑わなかった私が“子宮筋腫”を発症した話
「子宮筋腫があります。大きいのですぐに対策した方が良いですよ。」
自分がからだの心配をすることになるなんて1mmも考えていなかったので驚くとともにショックだった。
お付き合いしている彼に話を聞いてほしかったけれど彼は仕事中。診察室を出てすぐ、不安な気持ちを落ち着かせる方法をYouTubeで探し、聴くことで自分の気を紛らわした。
私のこと
29歳会社員。お付き合いしている彼と今年から同棲し来年入籍予定。
健康食品のPRを担当し、人より健康意識は高い方だと思う。玄米、ナッツ、ヨーグルト、バナナ、からだに良いと言われるものを多く食べ、筋トレとウォーキングを習慣化している。
自分のからだは健康で、老いすら他人事、自分の健康を信じて疑わなかった。
子宮筋腫発症を知ったきっかけ
しかし今年2021年6月、健康診断の子宮頸がん検診時に「子宮が大分腫れています。普通なら親指くらいなのが、にぎりこぶし1個分くらいになっていますよ。」とのこと。3ヶ月後に再検査と言われた。
この時はまだ、「まあ〜同棲も始めたばかりで変化の多い半年だったからホルモンバランスの乱れとかが原因かな?すぐ治まるやろ」くらいに思っていた。
病院に行きたくなかった。統計データをもとに診断されたくなかった。人はそれぞれ異なるのだから、一般的に異常値と思われる診断結果だとしても、その人にとってはなんら悪影響を及ぼさない状況だってあると思うから。そして、病気に対して不安に思う気持ちが自分の健康によくない影響を与えると思っていた。
しかし、彼の「病院に言ってほしい」という思いに応えたかったので、3ヶ月後の再検査を待たず7/12に病院へ。そこで子宮筋腫が発覚した。
子宮筋腫に対する医師の見解
ひとつめの病院「こすぎレディースクリニック」で言われたこと。
・筋腫が大きいためすぐに対処した方が良い
・生理は重くなかったか?この大きさなら普通重くなる。(私はふだん生理が軽い方です)
・ピルで女性ホルモン分泌をおさえ、筋腫が大きくなることを防ぎつつ、様子をみる
・処方薬「ヤーズフレックス」を次回の生理開始日から毎日飲むこと
・筋腫は摘出後でないと悪性か良性かはわからない
子宮筋腫が大分大きかったのか「すぐに対処しないと!」と強く言われ、不安な気持ちに。子宮筋腫に対して全く知識がなかったためあまり質問もできずにもやもやした気持ちを抱えたまま帰宅した。
他の医師の見解も聞いてみたく、8/24にふたつめの病院「自由が丘ちあきレディースクリニック」へ。
・筋腫が20代で6cmは大きい、対処した方が良い
・ヤーズフレックスでは筋腫が大きくなるのを防げないかもしれない。
・悪性か良性かはMRIをとれば分かるので、MRIをとってから今後のことを考えましょう
・摘出手術をする際は大量出血するので、輸血が必要な手術になる。傷を治すために半年は性交渉ができない。
改めて、筋腫が大きいんだなぁと実感。MRIをとれば悪性か良性かわかるのには安心した。私にはこちらの病院の方があっていそうなので、とりあえずはこちらの病院に通うつもりです。
これからのこと
10/4 MRIをとりにいく
10/29 MRIの結果をききにいく
私のいまの気持ち
①健康とは自然のことなので、自分が何か発症しても受け入れる覚悟でいたけれど、実際にその時がくると驚いたしショックだった。
②どこかで健康はコントロールできるとおごっていたのかもしれない。健康に不安を抱える人に対し他人事だったように思うが、いまは少しかもしれないが寄り添える心を持てたように思う。
③お付き合いしている彼に、申し訳ない気持ちになった。これから手間をかけるかもしれないし、お金が多くかかってしまうかもしれない。だけれど「ごめんね」と謝ることは彼を悲しい気持ちにさせると思う。だから「ごめんね」は言わない。たくさん「ありがとう」を言おう。
④病気や死はコントロールできない。人間も健康も自然の産物であり、自然の成すことにはさからえないのだからありのまま受け入れたい。
子宮筋腫を発症したことは驚いたけれど、自分にとって悪いことばかりではない。うまく付き合っていきながら、今までと変わらない楽しい日々を過ごしていきたいと思う!
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