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「非体験」の空とは何ですか?

空の説明の続きです。

空は、空想ではなくて実相の話なので実相の話はたぶん初めて聞くことだと思います。

ぼくが空って面白いなあと感じるのは、空が非体験だから、なんにも経験していない時は逆に言うと非体験である空に直接触れている時だと言う発想です。

何か味がするのは空から分離したということで、既知の経験にラベリングし
ています。つまり、なんにも味がしていない時、無味の時こそが空を味わっている時です。

未知の味(未知の情報網)に触れているから判定が出来なくて、スルーパスしています。重要でない情報として無視し、より重要であると意味付けをしてある既知の情報を求めます。

何の音もしていない時(無音)が、空を聞いている時で、
何の感触もない時(無感触)が、空に触れている時です。

空に直接触れている時というのは、こう言った何の経験もない時がそれだという真逆から見たような発想です。ね、面白いでしょ?

レセプター(受信設備)が無いのでサインを受け取れません。

未知であれば未知であるほど、空というものに接近します。
既知であれば既知であるほど、空(実相)から離れます。

便宜上、接近/離れると書きましたが距離というものがあるわけではないので、空性から離れるとか近づくと捉えれば大丈夫です。


「空性」というのは「空そのもの」とは違って、空という実相を仮に捉えたイマジネーション/概念化した知性/性質のことです。
空それそのもののことを指してはいません、が近似な性質を指すもの=便宜上の同意/切り口のことです。(ここが重要!)

なお、空と創造物(識)は同じものです。「空」=「ある一側面/次元違い/重なり/レイヤー/角度違い/意味づけ違い/等などが創造物すべて」ということです。

空と識は別物ではなくて、非分離です。空と創造物は別物ではなくて同じものの立場違い/属性違いみたいなことです。フォーカスポイント違い。被造物。空が無で有が被造物という構成です。同じものの原料と生成物みたいな立ち位置です。または、レシピと実際の料理です。

(便宜上)形を変えた空が空の中で別の空たちと暮らしています。空でしか無いです。空が実在しています。


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