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【無料】「ライブが出来る小説家」渋澤怜のライヴ動画&原稿

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2016年10月ごろから2018年7月ごろまで、ライヴ活動をしていました。喋ってるような、落語のような、ラップのような、ポエトリーのようなものです。その時の原稿です。
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2016年12月の記事一覧

音韻キャバクラ

音韻キャバクラ

詩の朗読ライヴの原稿です。

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「誰か分かって」と、「誰も分かってくれない」の間で、揺れ動いている。毎秒50往復している。その振幅の中に私がいる。

いや、その動きこそが私だ。

それはつまり電気と一緒で、モノじゃなくて、「流れ」「流れていること」こそが電気なんだ。



「誰か分かって」と、「誰も分かってくれない」の、「誰」が、消えて、誰もいないこの世に私一人になった

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