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ハートに火をつけたい1人の話

 最近始めた勉強に早くも挫折しそうだ。たった1人でやるからいけないかもしれないが、モチベーションが上がらない。

 しかし、思えば自分は「これのためなら何でもできる」と言えるものが何もなかった。

 愛しい恋人のために、という気持ちにもなれず、

 憎いあいつへの復讐のために、という気持ちにもなれない。

 情けない話だが、何かに情熱を注げたことがない。

 何かに没頭したい。寝食を忘れるほど夢中になりたい。

 誰がが火種になってくれないだろうか。

 そんな甘いことを考えているから、くすぶり続けたままなのだろう。

 ああ、情けなさすぎて涙が出そうだ。

 とりあえず、この勉強は続けたい。

 情熱はないくせに、意地はあるから。

 以上、らずちょこでした。

 ※この物語はフィクションです。

 ここまで読んでくださった皆様に感謝を。

 ではまた次回。

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