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妻の挑戦11(決算発表)

こんにちは。プライベートバンカーT&Sです。

この企画はプライベートバンカーとしての経験を活かして皆様に良い情報をお届けしたいというものではなく、妻の挑戦をサポートした記録であり、本来あるべき資産運用とは程遠い非常に近視眼的な取引もございます。是非それらもご理解の上でお読みいただければ幸いです。
↓ コンセプト

それでは本題です。
本日、妻の保有する株式の決算発表がありました。農業関連機械を手掛ける井関農機の2021年度12月期の決算発表です。

昨年の9月末から買い進め、現在は2500株保有しております。買付平均価格は1606円であり、約17%の含み損を抱えております。(本日の終値1330円)

決算の内容は予想通り黒字転換の復配。(前期は56億程度の赤字で無配)純利益も34億程度であり、株価が2500円程度であった2017年~2018年の頃の業績をはるかに超える内容でした。

しかし株価は当時の半分程度です・・・。明日から連日のストップ高を演じてくれれば問題ないのですが、おそらく無理な話でしょう。むしろ新安値を更新しないか心配しているくらいです。

では数年前の株価が高すぎたのか?今の株価が適正なのか?

ちなみに井関農機のPERは8.8倍、PBRは0.45倍、配当利回りは2.25%。

どれをとっても高すぎるという事はないと思います。たとえ株価が2倍となっても高すぎるという事はない気がします。しかし株式の世界は不思議なもので、好決算であるから株価が上昇するわけではありません。

身も蓋もないことを言ってしまえば、皆が買いたくなる株であれば上昇するし、皆が売りたくなる株であれば下落してしまうのです。

そう意味では、井関農機の株価は適正価格であり、私が考えるより皆が買いたくない株式だという事になります。

それでは今後、妻はどうするべきか。

そもそも本日発表された決算内容は、第3Qの決算発表時に 想定していたものなのです。↓

私は井関農機という企業に興味を持ち、リサーチを開始してからずっと『どうすれば井関農機の株式を多くの投資家が買いたくなるのか?』そんな事を考えておりました。

素敵な田植え機のCMを流すとか、株主優待でコンバイン購入20%割引券を配布するとか、六本木にショールームを作るとか、私のような人間があれこれ考えても、どれもしっくりこないのは当然です。

その企業になじむ戦略とそうでない戦略があるとすれば、井関農機という企業が最も投資家の信頼を集める戦略は何か?

それは、なにも飾らず良い決算を淡々と発表することであるという仮説を数ヶ月前の私は出したのです。

よって第3Qを通過し、本決算である本日まで妻に保有を勧めたのです。しかし現状は17%の含み損を抱える状況・・・。

来期の業績予想も今期並み、もしくは微減というもの。外部環境は皆様がご存じの通り調整局面であり、コロナ禍、インフレ懸念、地政学リスクと問題は少なくありません。

長期的な観点から当該株式を保有することは全く問題ないと考えているものの、妻の挑戦は本年12月までに運用資産を2倍にしたいというもの。なかなか判断が難しい・・・。

とりあえず本日は現状報告で、また動きがありましたら投稿したいと思います。こんな投稿が株式投資をしている誰かに共感して頂ければと思っております。

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