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科学的に考えている非科学的な人

「科学的に考えてお化けや妖怪なんて非論理的なものは存在しない」と、自称科学的な人は言う。
自称科学的な人は因果関係が成立しないものは認めず、見えないものは信じない。

お化けという存在は、現代社会において非科学的なものとして認められないことが多々ある。
冒頭に書いたように、自称科学的な人は特に認めたがらない。
僕はその考え方自体が非科学的なんじゃないかと思う。

我々が認知できるものは、全宇宙の中でも約5%と言われている。
それ以外の物質及びエネルギーは、宇宙の構造を考えた時に、確かに存在するが認知することが出来ないと考えられている。
我々が五感その他で捉え、科学的に検証できているものは5%に過ぎないとした時に、お化けや妖怪の存在を完全に否定できるだろうか。

目で見、体で感じれるものが正しく、それ以外は非科学的として排斥しようとする考え方も理解できない訳では無い。
ただ、それだけに囚われ、その他の可能性までも排除してしまうのは科学的に考える上で非合理的であり、ひいては非科学的であるとも言えるのではないか。
広い目を持ち、柔軟に考えられる頭を持って考えなければ、大事なことを見落としてしまう可能性だってある。
それは科学において非常にもったいない。
ハイキューの稲荷崎高校バレーボール部主将の北信介の言葉を少し借りるならば、普段1から10考えるところをたまにはAからZ考えてみる頭の柔らかさを持っておくべきである。

僕の生活の一部になります。