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聖書を読むと自分のダメさにやられてしまうとき

 私の母が昔、「この箇所を読むとつらい…」と言っていたことがありました。

怠け者よ、いつまで寝ているのか。
いつ目を覚まして起き上がるのか。
少し眠り、少しまどろみ、少し腕を組んで、横になる。
すると、付きまとう者のように貧しさが、
武装した者のように乏しさがやってくる。
         箴言6:9〜11

 母は若い頃いつも体調が悪く、座ったまま立ち上がれず、何もしていないのに疲れ果て、横になっていることがありました。ああ、何もできていない…と自分を責めていました。私も若い頃はそうでしたね。やらなければいけないことは山積み。でも、やっと体を起こしても、少し何かしてはまた横になる、この箴言の通りでした。

 今回は、箴言や伝道者の書を読むと病んでくるので、もっと楽に読めるようになりたいとリクエストをいただきました。多分、リクエストをくださった方も、母のように、箴言や伝道者の書にダメージを受けてしまっているのではないかな、と予想します。ですから、ダメージを受けない読み方をお伝えしますね。

【もくじ】
◇なぜ、箴言や伝道者の書にダメージを受けてしまうのか(心理)
◇箴言や伝道者の書は、自分の心の状態を教えてくれる

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