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牧師の妻の召命

 先日、私たちの結婚式の司式をしてくださり、夫が神学生だった頃に学長を務めていらした、私たち夫婦が大変お世話になったY先生ご夫妻を当教会へお招きして、修養会でメッセージをしていただきました。

 私は牧師の妻の立場で、Y先生の奥様に大変お世話になりました。牧師夫人の心得も教わりました。ただ、Y先生の奥様と私とは、召しが違うので、奥様のように在ることは、私の役割ではないのですが、それでも神様に対する姿勢には大変学ぶべき、倣うべきことが多く、尊敬しています。

 牧師の妻、という立場は、非常に曖昧で、在り方に迷う方も非常に多いです。私も多くの牧師の妻の方々にお会いしてお話を伺う中で、召しは様々だと思うようになり、今に至っています。今回は、牧師の妻の召しについて、また、教会員の皆さんが、牧師の妻に何を期待し、干渉してくるかについて、その心理にも少し触れて整理をしましょう。牧師の妻である方々が、迷いなく教会にいることができるようになりますように、また、牧師の妻に関わる方々の境界線が整いますように。

【もくじ】
◇牧師の妻、という召命
◇神様の召しより自分の正義?
◇夫は召されたかもしれないけど私は召されてない

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