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新NISA口座公開!今週の結果発表!市場の出来事まとめ。 20240218

動画はこちら。

こんにちは。あるころうのNISA投信チャンネルです。
今週2024年2月12日(月)〜16日(金)までの出来事を公開します。

今週の出来事

今週は色々なことがありました。まずは週1回のNISA口座公開からです。

今週のNISA口座公開

今週のNISA口座

積立開始から約1ヶ月の新NISA口座です。積立開始から4万円を超えた増額です。増加率が+7.31%とかなりいいです。
これが続くとは過信せずに日々握力を鍛えていきましょう。

一般NISA口座の残高

次は、一般NISA口座です。
2019年1月から2023年12月まで、5年間、一般NISAで積立をしました。

毎月10万円ずつ積み立てた口座は、5年で元本600万円となり。
プラスが約270万円となりました。

新NISA口座と旧一般NISA口座の比較

新NISA口座は、S&P、NASDAQの指数系に、FANG+、SOX、インド指数を加えた投資信託で運用しています。旧一般NISAのアクティブ投信が5年と1ヶ月半の運用期間で、+44.7%のパフォーマンスと比較して、新NISAでの米国中心の指数の運用では+7.31%と、この1ヶ月のパフォーマンスの良さがわかります。
ただ、落ちる時は落ちるのでその覚悟を持って買い続けることが必要です。

CPIとPPIの発表

1月の米国CPI=消費者物価指数は、市場予想の2.9%を上回る3.1%で、株式市場の押し下げ要因となりました。

16日に発表された、1月の米国PPI=卸売物価指数は、エコノミスト予想の0.1%を上回る0.3%でした。こちらも押し下げ要因でした。

今週発表されたこの2つの指標は、インフレが未だ高止まりしていることを示し、金融当局による利下げが見送られる可能性が示唆されました。インフレ指標であるCPIが下がらなければ、FOMC=連邦公開市場委員会では、インフレを抑えるために、高い政策金利を維持する必要が出てきます。

主要指数への影響

2月9日に5,000ドルを超えたS&Pは、今週なんとか5,005ドルでサポートされました。14日のCPIの発表と、16日のPPIの発表によって今週のS&Pは大きく下げる場面がありました。
政策金利の低下を期待された市場において、予想より高いCPIの発表により、利下げが先延ばされる可能性が高くなったことを受けた結果でしょう。

週次パフォーマンスは、0.03%のプラスで維持されました。

時価総額ランキングでも、大きな動きがあり、好調なNVIDIAが、13日にAmazonの時価総額を抜き、14日には、Googleの親会社アルファベットの時価総額を抜きました。

今週の終わり値で、エヌビディアの時価総額は、1.794兆ドルになり、世界4位の企業になりました。
来週水曜日は、NVIDIAの決算発表があり、世界4位の企業の株価のパフォーマンスが、指数全体に影響を及ぼしそうです。

今週のNASDAQは13日に、18,000ドル台を記録し、その後はS&P同様の下げを見せました。

各セクターのパフォーマンスは、チップ関連株、テスラが高くなりました。

中、小型株のラッセル2000は、今週のパフォーマンスは大型株と比較すると、CPIの影響をあまり受けませんでした。

しかし、スーパーマイクロコンピュータは、数日間の暴騰を帳消しにするほどの暴落を見せ、ピークの25%超の下落を見せました。それでも週次のパフォーマンスは、プラスとなっています。動画では私ここで失敗した内容ついてもお話ししています。。。

バフェットがアップル株を売却

ウォーレンバフェット率いる、バークシャーハサウェイは、14日にアップル株を一部売却することを発表しました。
ただ、この数は、1,000万株のみで、依然として9億500万株超保有しています。これとは別に4銘柄を全て売却し、石油会社シェブロン(CVX.N)の保有比率を引き上げました。

この「バフェットが売るぞ!」というニュースを受けて、アップル株は、窓を開けての暴落、その後もジリジリ下げ、今週の終値は、182.29ドルをつけました。
ただここには、先程のCPIや業績などの影響も考えられるため、バークシャーによる売却の影響だけではないでしょう。
来週は、持ち株のほんの一部しか売られなかったことが市場に浸透し、押し目買いがくるかもしれませんね。

シェブロンは、アップルほど即座に反応せず14日はむしろ下げています。
16日になってから4%程度上昇しました。

ビットコイン高騰

5万ドルを超えて上昇を続けています。4月のハービングまでまだまだ動きそうです。日本円では手元で、770万円台あたりにいます。

日経が高騰

日経225は、16日に、38,487円をつけ、1989年12月29日につけた、過去最高値38,915円に近接しました。
この動きは、長期で見るとリーマンショック後の底値が数年続き、2013年以降は、コロナ禍など度々下がることはありましたが、右肩上がりとなっています。

この好調の理由は、円安によるものではないというデータが、ブルームバーグの記事から見つかったので引用します。これは、日経225ではなくてトピックスです。
横軸にドル円を示し、右に行くほど円安、縦軸はトピックスの価格を示しています。プロットは、ドル円と、トピックスを示し、2022年はグレーのプロットで示されています。
これを見るとトピックスは、1800-2000の中でほぼ一定で、ドル円の変化に影響を受けず、2023年1月から6月までは、相関があるように見えますが、米国の利上げの影響で為替が動き、ウォーレンバフェットによる日本の商社株への投資の発表効果によるトピックスの上昇、この2つの要因により相関があるように見えるだけと考えられています。
2023年7月から2024年2月は、トピックスもドル円も独立して動き、最も円安なプロットと、140円台のプロットがトピックス2300を示しています。

日本株高騰の理由

では何が日経高騰の理由なのでしょうか。これまで日本株の評価が低く、それが見直されたからなのか、新NISAの効果で高騰しているのか、これらの他に、中国市場の投資マネーの流出の影響ではないかと言われています。

上海総合指数を見ると、不動産不況で始まったマネー流出は、1月の不動産大手「恒大集団」に下された清算命令によりさらに悪化し、今週の終わり値はコロナ禍直後の暴落と同様の水準にあります。

NHK NEWS WEBによると、IIF=国際金融協会のまとめでは、2023年1年間の中国の株式・債券市場から流出した外国マネーの額は845億ドル、日本円で12兆5000億円にのぼります。

中国株式相場のマネー流出の影響が、相対的に日本株式相場を押し上げていくのか。米政策金利の低下により円高になることで、海外投資家の日本株購入のメリットが減少するのか。日銀のマイナス金利の解除が、相場の押し下げ要因になることも考慮する必要があります。

日本銀行調査統計局発表の2023年第3四半期の資金循環速報を見ると、比較的、株式投資をしてこなかった、日本人のタンス預金が1100兆円を超えていることから、新NISA開始以降の日本国内の株式市場への資金流入や、資金流入期待だけでも、少なからず影響があると思えます。

来週(2024年2月19日(月))の予定

来週は月曜日が休場(きゅうじょう)で、市場は火曜日から開きます。木曜日の日本時間4時にFOMC議事要旨の発表があります。
失業保険申請件数は、毎週木曜日に発表されています。速報性が高い先行指標として、雇用市場の健全性の測定に使用されます。近年は、コロナ禍で増加、その後逓減し低い値を維持しています。

中古住宅販売戸数は、前月に販売された中古住宅戸数を測定するもので、NAR( 全米不動産協会)が発表しています。住宅市場は経済全体に与える影響が大きいため、米経済状況の確認上重要です。ここ最近は若干低下傾向ですが、コロナ禍後の反動上げが落ち着いたとも見られます。住宅市場の景気を測る上で重要指標ですが、CPI=消費者物価指数が予想を上回ったことからも、消費意欲の面ではまだまだ不況入りの心配はなさそうです。

21日水曜日にNVIDIAの決算があります。日本時間22日午前6時20分頃です。時価総額1.794兆ドルで、世界4位になった企業なので期待もインパクトも相当大きいものになりそうです。

終わりに

今回のCPIだけでなく、PPIの発表で今週は米国株はイマイチでした。
日経は高水準、楽天グループのストップ高もありました。来週は、NVIDIAの決算発表の影響に中止する必要がありそうです。ドル円も151円に届きそうなところから、150円台前半になってきました。いずれにせよ、米国株メインの投資方針は変えずに握力を鍛えていきたいと思います。

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