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【ワーホリ@ながの】R-DEPOTお仕事体験記〜空き家見学会編〜

毎月第二土曜日に開催している空き家見学会に参加してきました。
イベント詳細はこちらをご覧ください↓


今回は5組、総勢12名の方にご参加頂きました。
案内役はR-DEPOTスタッフ須藤さん、安藤さんです。
集合場所のR-DEPOTをスタート地点として、いざ出発!
よろしくお願い致します!


早速空き家へレッツGO!と想像していたのですが、出発してすぐに須藤さんから「ここで一回止まります。」との声。
R-DEPOTや周辺の建物、通りの歴史についてなどの解説が始まりました!



この空き家見学会は、いわばまち歩き解説ツアーも兼ねているようです。
実際に空き家利用を具体的に想定している方々にとって、
その土地に親しんで生活して頂くことは、とても大切ですよね。
ちょっとだけ例を紹介すると、「この通りは官庁通りと言って、昔はとても栄えていて…」「この水路は江戸時代の火消しの際に使われていて…」などなど。
私も解説に聞き入ってしまい、思わず「へー!」と唸ってしまうことが何度もありました。
今回は全部で3軒の空き家を回りましたが、防犯上の都合により空き家の内観、外観のお写真を見せすることができませんこと、ご了承ください。

さて、一軒目の空き家に到着です。
築70年の元学習塾だそうで、壁の所々に子どもたちが貼ったシールが残っていました。模様付きの古い窓ガラスや襖の模様など、レトロな装飾も印象的でしたが、壁紙を貼り替えると、部屋の雰囲気がグッと変わってくるとのこと。
自分が仮にリノベーションをするならどう取捨選択するか、イメージが膨らみました。

続いて二軒目に訪れたのは、白い外壁が特徴的な、元たばこ屋さんの物件。
一度住居として改装している状態であった為、内装は比較的きれいめ。そのまますぐにでも入居できそうな雰囲気でした。

三軒目は元農機具屋さん。入口の入ってすぐに販売スペースがあり、奥に2階建ての居住スペースがありました。ざっと数えただけで6部屋もあり、造りも入り組んでいて後から増設したのかな?と想像できます。
一見すると広くて使い勝手が良さそうでしたが、建物が歪んでいたり、前の居住者の方の生活備品がそのまま残っていたりと、片付けや修繕にはかなりの手間やコストがかかるようです。

道中、既にリノベーションを終え、実際に活用されている物件についてもいくつか紹介がありました。そのうちの1つをご紹介します。
こちらは当初は古着商を営まれていた建物で、その後せんべい屋、住居と変遷を重ね、現在は再び古着屋としてオープンしています。建物が持つ歴史や雰囲気を生かした活用事例です。



見学会が終了し、R-DEPOTに戻ってきました。ここからは、希望者を対象に個別相談会を実施します。
参加者の方々の相談内容は、「一緒に空き家を使って面白いことをする仲間、コミュニティを探している」、「空き家でゲストハウスやカフェを始めてみたい」など、妄想段階から具体案までさまざま。お一人お一人の相談に、丁寧にお答えしていきます。

そんな中、空き家見学会に関する感想についても、「一人で空き家を探していても、そこが本当に空き家か、利用可能な物件なのかが判断できなかったので、案内してくれて助かった」「長野在住だが、今回初めて歩いた通りもあった。
門前というまち自体を掘り下げることができてよかった」などのお声を頂きました。


空き家見学会&相談会へ参加してみて…


私は、門前のまちを自分の足で歩いたのは今回が初めてでしたが、所感としてとにかく、健在な古民家がいたるところに点在していて、その数の多さに驚きました。

都心部では新しいお店の入れ替わりが目まぐるしく、私の住む横浜でも、古い建物は都度取り壊されていくので、一個前にそこに何があったのか、悲しいことにすぐに忘れてしまいます。
1つ1つの通りや建物が、まちの歴史の一部として大切に受け継がれていることに感銘を受け、このまちのリノベーションの動きが活発なのは、このような情報共有の場が機能していて、空き家を使いたい人達が集まってくるからこそなんだな、と思いました。

R-DEPOTでは、空き家に関する新たな取り組みとして、
『まちの掲示板』を整備中です。
ウェブサイトにて空き家を「貸したい」人と「借りたい」人とをマッチングする場を展開する予定なので、興味関心のある皆様、乞うご期待ください!



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