追いかけるゴールの数を絞る。

人間の集中力には限りがある。細かい仕事をたくさん追いかけていると、集中力が疲弊してしまって、大した成果を挙げられない。

プロジェクト管理も同様で、大小様々な事象に対して全力で取り組んでいると、すぐに疲弊してしまう。全方位的・網羅的に目を配ることは必要だが、把握した事象には濃淡を付けて管理することが重要である。


以前、時間管理のセミナーを受けたときに、「1日のうちに出来る仕事は、3つの大事と2つの小事」と言われたことがある。

正直、その時にはピンと来なくて、「何で大事が3つで、小事が2つなんだ?」と細かい部分に引っかかっていたが、要するに、全ての仕事をやり切ることを前提にしてはいけない、ということ。日々仕事をしていく上では、取捨選択が欠かせないということだ。


さらに補足すれば、1日を普通に過ごしていれば、突発でいろいろな事象が飛び込んでくる。上司から調べ物を頼まれた、取引先からアポイントの変更依頼が来た、トイレットペーパーが無くなって補充しないといけない、昼食のカレーが飛んでYシャツの染み抜きが必要、などなど大小様々。

そんな強風が吹き荒れる中、両手が塞がっていては大変過ぎる。始まりの時点では、なるべく手を空けておくべきなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?