営業は売ることのプロである。

営業は売ることのプロである。一方、お客様というのは買うことのプロではない。商品の相場感も分からなければ、使い方も分からない、場合によっては、自分が何のために買うのかも分かってない、なんてこともある。

だから、お客様がスムーズに購入へと意思決定できるように、親切にナビゲートしてあげることが営業の役割。買いたいんだから勝手に注文してきてくれるでしょ、というのは営業としてのホスピタリティが不足している。


どれくらいの金額を掛けたらいいのか相場感が分からない、と言われたのなら、導入事例や制作事例などを金額含めて見せてあげる。

費用に見合っただけの効果があることを説明できない、と言われたのなら、その説明ができるようなデータや資料を用意してあげる。

上司や先輩の意見が一致しなくて進め方に悩んでいる、と言われたのなら、どんなプロセスで合意形成をしていけばいいかを一緒に考える。

相見積を取っていないと発注が承認されないのなら、業者から見積を取るための見積依頼書を作るのを手伝ってあげる(これはちょっとグレーな領域だけど)。


相手の意思決定を何もサポートせず、買うことが決まったら教えてください、なんて姿勢は呑気にも程がある。親切に寄り添っていく他社の営業に取られないように、お客様が障壁に感じていることを取り除いてあげるのが営業なのだ。

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