進捗管理だけで納品が出来ると思うな。

複数のプレーヤーが長期間にわたって仕事を進めるプロジェクトにおいて、進捗管理は非常に重要だが、それだけで納品が上手く行くわけではない。そもそも、満足してもらえる納品物が出来上がるためのアプローチの設計が必要だ。

進捗管理をしていれば遅延やトラブルには気が付く。ただ、問題が起こってから対処できる打ち手の幅は狭い。問題は起こるべくして起こっているのであり、そもそものアプローチが失敗に向かうアプローチであった可能性が高い。

部分的な遅延の尻叩きをしたり、納品物の細部の仕上がりを気にしたりするだけでなく、時には作業の手を止めて、プロジェクトの最後にはどんな結果を得たいと思っているのか、理想状態に想いを馳せることが重要だと思う。

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