気に掛けていることを伝える。

お客様は自分のことを大事にされたい、と思っている。だから、営業がやるべきは、私はあなたのことを気に掛けていますよ、という気持ちを行動で示すこと。心の中で「お客様第一」と思っていたとしても、それが実際の行動に伴わなかったら伝わることはない。


・電話が掛かってきたら、なるべく早く出る。理想は2コール以内。また、不在着信になってしまったら、なるべく早く折返しをする。お客様からのお電話を心待ちにしておりました、私はお客様と会話できることが嬉しいのです、と伝わるように。

・電話を通して話をすると、こちらのテンションは半減して聞こえる。だから、普通に会話するテンションで話すと、元気がなさそうに聞こえ、自分と話をするのが楽しくないのかな、と思わせてしまう。隣で聞いたらバカに思えるくらいハイテンションで話して、自分と電話することを喜んでくれているのだな、と伝わるように。

・ちょっと長いスパンの仕事依頼を受けたら、相手から状況を聞かれる前に、こまめに連絡を取るといい。連絡の間隔を空けてしまうと、忘れられてしまったのではと不安に感じる。あなたからお願いされた大事な仕事は最優先で取り組んでいますよ、と伝わるように。

・営業が注文を受けた仕事で、別のスタッフに何かをお願いする場合でも、納品やサービスが上手く出来たかは気にかけてあげたい。現場に立ち会いができなくても、無事に終わったかどうか、何か不具合はなかったか、お客様にきちんと確認することは最低限必要。そうでないと、あいつは売った後を気にかけないやつだ、と思われてしまう。


こういったこまめなコンタクトは、忙しくなると忘れがち。忙しいという漢字は「心を亡くす」と書くように、気持ちが無くなったように伝わってしまう。自分もついつい怠りがちなことなので、気持ちを行動で示せるように今一度気を付けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?