まちづくりには集中投資が必要。

今朝の日経新聞で、サッポロホールディングスが恵比寿再開発に200億円を投じる、という記事があった。1994年に恵比寿ガーデンプレイスが開業したときには、3,000億円を投資したそうだ。

これを読んで感じるのは、まちづくりへの集中投資の必要性。新しい店舗がポツンと1つ出来ても、開店してしばらくすれば客足は落ち着く。チマチマと新しい建物を建てても、賑わい創出には繋がらない。

特に、地方は車社会だから、大きな駐車場が欠かせない。徒歩で巡れる商店街なら、肉屋、魚屋、パン屋、酒屋、米屋とハシゴできるけど、何回も車を乗り降りするのは面倒。子供の乗せ降ろしが加わればさらに大変。

となれば、車の運転に自信のない人達は大きな駐車場のある商業施設に集まり、個店の集客は厳しくなるばかり。身の丈のリスクを取るだけでは、全ての個店がじりじりと厳しい状況に追い込まれてしまう。

戦力の逐次投入が負け戦を招くのは戦略論の基本中の基本。意思統一を図るのは難しいけど、縮小経済の中で生き残るためには、どうにかこうにか力を合わせないといけない。同じ地域で競争してる場合ではないのだ。

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