緒方貞子氏の声が聞こえませんか

喫緊のイスラエル・ウクライナ戦争UPDATE

1・ハマスとイスラエル間において、それぞれの捕虜交換の話が始まっていると有名なジャーナリストであるシーモアハーシュ氏が語る。
その暁にはイスラエル軍が何の憂いなくガザ総攻撃を始めるのではないか、我々は見ていく必要がある。
基本は1947年の2国共存システムの保証にある。
どちらかのサイドにつく米英仏、そしてロシア・中国のVETOによる国連安保理の長きにわたる機能不全状態。国連は肝心なところではうまく働かない。
そして事務総長は現場に一度も飛ばない。安全なNYに居て発信するのみ。

国連では難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、緒方貞子氏の時代に現場主義を貫いた。戦勝国5国はVETO合戦ですくみ合う、ここは日本の出番だ、日本の政権党は肝を据えて世界のために一肌脱げとの緒方さんの声が聞こえてくる。それを何だ岸田文雄さん、
イスラエルとは米国の関係に忖度し、アラブ世界とは経済界から石油の為善処せよといわれ、政権党自身が両方に忖度すくんでおりなにもしようとしない。
緒方氏の生前若い世代に残した言葉がある。
日本は世界が多様な文化・価値観で成り立つ社会であることを頭の中でしか理解していない、経験することで身に着けるべきを実践していない。
最も大事な教育(大学含め)の場においても画一的に同じことしか教えず、世界のために動くという実践、訓練の場に程遠い。
我々はもう一度氏の言葉に戻るべきだろう。

2・バイデン政権が、ウクライナ・ゼレンスキ大統領にロシア停戦和平交渉をするよう迫っているといわれる。アッと驚く為五郎はちょっと古すぎるか?ロシアとの代理戦争に勝てないと漸く悟ったのかな、
自分勝手な典型な米国と英国の姿が見えて来る。
ウクライナ戦争開始後1ケ月後(2022年3月)には、トルコが仲介に入り両国に停戦和平を進めていた。
翌4月に、バイデン政権のミッションとして英国ボリスジョンソンが飛んできて、停戦交渉をやめるよう指示した(武器支援を条件)。戦争継続しろと。
  →我々は既に知っている。ボリスが米国関係者と対談、戦争は儲かるという話をしたということを。
そして戦争継続し、1年半後に停戦和平交渉に入れとゼレンスキーに迫る、アングロサクソン族の身勝手なことよ、
ウクライナ・ロシア関係については2000年代から始まる今回のロシア・ウクライナ戦争の流れをもう一度振り返る必要がある。
そうすれば米国英国のアングロサクソン族とそれに従った西側NATO・EUの知的怠慢振りが浮かび上がってくる。
  (返す返すもメルケル―世界が世界一の鉄の女と信頼していた彼女の逃げの手が信じられない)

3・世界情勢に影響の大きい2024年米国大統領選挙。
NY タイムズが最近の報道で直近のバイデン・トランプ支持票UPDATEした。
前回接戦であった6州が問題になる(残りは大体民主・共和両党の色分けが出来上がっている。前回この6州は最後まで予断許さず、結果いかんで全国の投票結果がひっくり返る状況にあった。
NY タイムズが民主党、バイデン政権を応援している報道機関と理解した上で見てくださいな。Bはバイデン支持、Tはトランプ支持を表す。
①     ネヴァダ州:B 43%, T 49%
②     ジョージア州:B43%, T49%
③     アリゾナ州:B44%, T49%
④     ミシガン州: B43%、T48%
⑤     ペンシルバニア州:B44%、T 48%
⑥     ウイスコンシン州:B47%, T45%

  NYタイムズのコメントでは、黒人票・若者票が前回に比べバイデンが減らし、トランプが増加しているとの分析。

前回と同じ顔のこの2名以外では、ロバートケネデイJrと黒人左翼代表WEST氏がおり、前者は2桁、後者が4%になっている。
民主党びいきのNY タイムズは、一貫してロバートケネデイJrの名前を出さず、その他候補としている記事を見ればこの報道機関の変更振りが見て取れる。この結果はこれから変わっていくのだろうか、
みなさんで見守ってくださいな。

  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?