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読書記録 鹿の王、ツバキ文具店

鹿の王 上橋菜穂子 全4巻 9/28読了

公募ガイドでの紹介により、興味を持って購入。
冒険小説というよりは、伝染病に重きを置いた人間ドラマといった物語。
コロナ禍ということもあり、テーマが世間の流れに合致しており感情移入しながら読めた。
情景描写や登場人物の心理描写が素晴らしい。
外伝もある様なので機会があったら読んでみたい。

ツバキ文具店 小川糸 9/29読了

本屋でオシャレな表紙に惹かれて購入。
人から頼まれた手紙を代わりに書く「代筆屋」という仕事を受け持つ文具店が舞台。
依頼者それぞれに人生背景があり、それぞれの物語を辿りながら手紙を代筆する。小見出しで分かれてるわけではないが、実質依頼者が来るごとに物語が展開していく、といった感じなのでとても読みやすい。半日かからず一冊読み終えた。
心温まるエピソードも多数盛り込まれており、最後までほんわかとした物語だった。
ただ途中で出てくる男爵という登場人物は好きになれなかった。パワハラ系昭和おじさんはちょっと受け付けない。


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