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100キロ歩き旅【土浦⇒いわき編】part1

よし、100キロ歩いてみよう

 今回は100キロ歩いた体験談を記事にしてみたいと思います。
 きっかけは仕事を辞めてバイクで日本一周ツーリングしている方の動画を見たことからでした。
 その自由さに憧れを覚え、私もツーリングしたいと思いましたがその時はバイクの免許を持っていませんでした。(今は保有)
 その中で何かしたいと思いついたのが「歩いて旅をしよう」でした。思いついた私は「バカっぽくていい」と自画自賛し、すぐに行動に移りました。

1 準備したもの

 歩いて旅をする前に
・バッグパック(腰にベルトがあるものがベスト)
・帽子
・衣類関係(速乾性のもの)、スポーツ用の靴
・非常食、救急用品(万が一のために絶対用意)
・貴重品類、スマートフォン、バッテリー
・ヘッドライト、反射タスキ(夜間用)
 を揃えました。
 他にも怪我用でサバイバルゲームで持っていた血液型ワッペンなども取り付けました。

用意した装備たち(ハイドレーションは背負えず置いて行きました)

2 ゴールを決める

 今回、私は福島県いわき市にあるJRいわき駅をゴールと決めました。理由としては、配信枠にお邪魔している絵描きさんがいわき市在住で、よく話を聞いていたからです。
 また、いわき市までは国道6号線を真っ直ぐ歩いて行けば着くという分かりやすい道のりだったというのもあります。
 総距離は約140キロです。

おおよその道のり

3 スケジュールを決める

 最後にスケジュールです。私も社会人で働いている身なため、空いている時間はお盆休みの間しかありませんでした。しかし、真夏の炎天下の中歩くのは熱中症の危険性が伴います。
 そこで私は夜間に歩こうと思い立ちました。そのため、反射タスキとヘッドライトを買うことにしたのです。
 そして、1日のペースや休憩時間を全てスケジュールとして調べ工程を汲み上げました。
 1日約40キロ(歩いて8時間程度)と決め、休憩するコンビニを店名まで詳細にメモを取りました。

いざ、出発!そして最初の失敗

 18時、ご飯を食べてから自宅を出発するとまずは土浦駅前のコンビニまで向かいます。
 ここで1つ目の失敗を起こします。それは飲み物としてスポーツ飲料を買ってしまったことでした。
 動くのだからというイメージで買いましたが、スポーツ飲料はとても甘く、頻繁に欲して飲んでしまい、すぐに飲み干してしまいます。おまけに更に喉が渇いてしまいます。
 ここで学んだのは、水分補給は麦茶や水に限定するということです。決して甘いものを選んではいけません。スポーツ飲料は非常用に1本をバックパックに入れておくといいでしょう。 

夜間は危険

1 車が危険

 土浦駅を過ぎてから、国道6号線へ合流するために田舎道をひたすら歩きました。
 すると田舎道のせいか途中から歩道がなくなり、車道外側線を歩くことにってしまいました。
 すると車が沢山スピードを出してやってきます。これは私の身も危ないし、運転手に対しても驚かせ、事故発生の要因になってしまうと思いました。

2 精神的ダメージを受ける

 夜間の最大の問題点は虫が頻繁に活動するということです。車は自ら避ければ何とかなりますが、ヘッドライトをしているために虫は顔へ向かってきます。(LEDでも向かってきます)
 私は虫のことをが好きではありませんので、これが大きく精神的ダメージを受けます。
 そして蜘蛛です。車に乗っていると気づかないですが、歩道には結構な頻度で蜘蛛の巣と遭遇します。しかも、屋外なので大き目な巣が多いです。
 蜘蛛の巣はライトに反射して分かったりするのですが、大きな巣には大きな蜘蛛が鎮座しており、それを見るだけで精神的ダメージを受けるのです。
 ましてやうっかり気づかずに巣へかかると最悪です。
 よく聞く話ではありますが、精神的ダメージは肉体的ダメージよりもキツいということを身をもって体験しました。

歩き旅の楽しみ

 歩き旅をしている中でいくつかある楽しみの1つが自治体が変わるということです。
 「え?そんなことかよ」と思うでしょうが、これが意外にも嬉しくなるのです。仕事のタスクをこなしてプロジェクトが達成することと一緒で、「〇〇市(町)」という看板を越えることがタスクをこなすことなのです。
 これが唯一のモチベーションを維持する方法で、逆を言えば縦長に大きい自治体というのは私の心を折ってくるということなのです。

国道6号線に立つ石岡市の看板

初手40キロ越えはキツかった

 最初の宿泊地は水戸市の快活クラブにしました。国道6号線から逸れ、自宅から46キロ地点にあります。
 中間地点の石岡市で少し足が痛くなっていましたが、まだまだ軽快に歩けるような状態でした。
 しかし、夜が明けて朝焼けを浴びた国道6号線と県道50号線の追分けでの私はとても悲惨な状態でした。

体力を振り絞って撮影した水戸市の看板


 歩幅は狭く、老人のような歩行速度でした。原因としてはケガではなく、尋常じゃないほどの筋肉疲労と筋肉痛です。
 水戸に入ってからすぐ休憩したのですが、それがよくありませんでした。そのような状態で一度休んでしまうと、もう歩けなくなってしまうのです。
 休憩したのだから歩こうと思っても、その疲労がすぐさま襲ってきてすぐに辛くなります。
 「ああ、石岡の快活クラブで泊まればよかった」と何度も思いながら、ちょっと進んでは休み、ちょっと進んでは休みを繰り返して、思った以上に時間を要して何とか水戸の快活クラブに到着したのです。
 原因としてはやはりトレーニングをしていなかったことと、スケジュールが遅れていたので休憩時間を減らしていたことだと思います。

まとめ

 パート1として準備から水戸までを書いてみました。
 次は水戸からゴールのいわきまでを書いていきたいと思いますので、次回の記事もよろしくお願い致します。
 ※写真が少なくて申し訳ないです


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