弦楽のための3楽章「トリプティーク」
週末に行ったある市民オーケストラによるコンサートで、芥川也寸志が作曲した、弦楽のための3楽章「トリプティーク」を初めて聴いた。
お祭りを想起させるようなリズムをはじめ、日本特有の空気感を持っているような音楽だ。そのせいか、何か自分の中に眠っている懐かしい気持ちを呼び起こしてくれるような感じがした。
芥川也寸志は、作家、芥川龍之介の三男として生まれ、父が遺してくれたレストラビンスキーのレコードをよく聴いていたそうだ。
曲調はいかにも現代音楽的であり、確かにストラビンスキーのような雰囲気も漂っているかもしれない。
ただ、今回あまり前提知識もなしに聴いてみたところ、何か自分のアンテナに引っ掛かるところがあったようだ。
大物作家の子供として生まれた也寸志が、何を感じ、考えて音楽を作っていったのか、もう少し知りたくなった。
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