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行為と環境から変えてみる

ラベリングという癖

部下や仲間、そして家族など、自分の周りにいる人との関わりの中で、時として「何でこの人はこうなんだろう」とか、「もう少し何とかならないのかなぁ」と思うことがある。

いや、しょちゅうそんなことばかりなのかもしれないけれど、往々にして、そうした時、その人の性格や気質のせいにしてしまうことがある。
自分自身に対してもそうかもしれない。

あの人はこういう性格だから、自分はこういうキャラだから、とか、勝手に自分自身や他人をラベリングしてしまう。

でも、性格や気質でもってその人や自分のことを見つめていっても、あまり良い方向に変えられないことが多い気がする。

そこで、自分や他人が実際に起こしている行動や、その周辺環境にスポットを当ててみる。外側から変化を起こしていくことで、内側も変えていこうという作戦だ。

まずは観察する

何か問題が起きたり、自分や自分の身の回りで変えたいことが合った時、まずは自分が起こしている行動や、その周辺環境を観察してみる。
その際、主観は交えず、あくまで行動や環境の事実のみを淡々と捉えるようにする。
出来るだけバイアスがかからないように、客観的な情報を拾っていくようにする。(勿論、この情報の取捨選択の際に、一定のバイアスがかかってしまうことはあると思う。)
そしてその内容をノートなどに記録しておく。

一歩引いて整理する

記録した内容を一晩か一週間くらい寝かせたら、その内容を振り返ってみる。どういう時にどういう行動をしていたのか。その時、周辺の状況や環境はどのようなものであったのか、整理をしてみる。
急いで結論を出そうとせず、あくまでキーワードや気になった情報を整理するに留める。

変えられそうなところはどこか見つけてみる

その中で、自分なりに変えていけそうなところはどこなのか探してみる。
例えば、毎朝仕事を始める時、在宅だとなかなかスタートエンジンがかからない、ということがあったとする。
その際、これは自分にやる気がないからだ、とか、自分はやっぱりだらしないんだ、と、自分の内面的な問題に目を向けていってしまうと、行き詰ってしまう。その結果何も変えられないということが起きる。

自分の場合、毎朝パソコンの前に座り、メールをチェックし、必要なタスクとスケジュールを確認する、ということがルーティンとなっているが、これも続いてくるとマンネリ化して、今一つ仕事に身が入らない。

そこで、パソコンを開く前に、10分くらいの時間を取って、自分のやりたいことやワクワクしそうなことを考えてみる。思い付いたらそれをノートに書いてみる。

すると、そのワクワクした気持ちの状態で仕事に向かうことができるので、自然と仕事のエンジンが回り出す。

日々改善

というような形で実際にうまくいく日もあれば、いかない日もある。
どういう時に自分のモチベーションを上げたり、生産性を高めることができるのか。巷にはこれに纏わる参考図書が山とあるが、やはり自分なりに日々考えながら工夫し、改善を積み重ねていくしかないのだろう。
ここに書いたのはあくまで自分なりの方法論の案なので、万人に当てはまるものではないだろう。ただ性格ではなく、行為と環境に焦点を当てるという視点は、自分と他者に関わるストレスを少しでも軽減させてくれるのではないだろうか。


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