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「15年間の先送り」が1冊の本で行動変容した話


15年間先送りしていたことが、たった一つのキッカケで、動き出したことをお伝えしてみたいと思います。

何を先延ばしにしていたかというと、
健康診断で要再検査・要治療となっていた項目に対する対策です。

25歳頃から、LDLコレステロールの数値に異常が出てました。年々上がってきてはいましたが、食生活や運動習慣というよりも、遺伝的な可能性があるようで、
お医者さんからも
『まぁ、太ってないのでそこまで深刻なことではないかな。運動や食生活は気をつけて下さいね』と言われていました。

健康診断の結果にも、下記のようなことを記載され続けていました。ご経験がある方も多いのでは。

・何らかの運動習慣をつけることが今後の健康状態の維持や改善に役立つと考えられます。
・運動してください。
・散歩など毎日適度の運動を心がけましょう。
・高LDLコレステロール血症改善のために、脂肪分、卵類、乳製品の摂り過ぎにご注意下さい。
・動物性脂肪を控えてください。

改善するための『やり方(how)』が書かれていましたが、
そりゃあ、大事なのは分かってるけど、まぁ大丈夫でしょと楽観的に考えていました。
とはいえ、毎年健康診断を受けて事実に直面するので、何度も習慣化を試みて、行動習慣が変わったこともありますが、期待値レベルには至りませんでした。

そんな私が、とあるキッカケによって動き出しました。

それは、先日の木曜日に、平成進化論の鮒谷さんの定例の勉強会に参加した際に、
健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと』という書籍を教えていただき、この著書が健康のみならず、人生の変容にもインパクトがあると解説していただきました。

ちょうど人間ドッグの結果が届いて間もない頃だったのと、尊敬する方のオススメなので、即購入。

翌日(金曜日)届いて、その日の夜に読んだわけですが、
いまだかつてない衝撃を受け、心が震える感じでした。
あっ、このまま油断して何もしないと、まじで危ういかも…、ヤバいかも…と考えずにはいられませんでした。

この大きな感情変化と知識を得たことで、

・早期治療を決意。すぐに病院へGO。
・食習慣のルーティンチェックを作成
・土日の朝に有酸素運動をすることをスケジュール化
・早速、土曜日の朝に30分のバイク

を即行動することができました(ピッパの法則を発動!)

※ほんとに病院に行ってまして、この記事は、年末で混雑している病院の待ち時間に書いてます。


著書によると、

健康診断の結果が悪いときに行動を起こす人は、どれくらいの割合でしょうか。
京都大学のグループが調査したところによると、健康診断で「高血圧」だという結果が出たときに、「病院に行ってください」と伝えられた人のうち、どれぐらいの割合が病院を受診するのかというと、上の血圧が160㎜Hg以上ある方でさえ、1年以内の受診率は3割程度だったと報告されています。
別の日本の研究でも、同様に、健康診断から1年以内の受診率は、男女ともやはり3割程度にとどまっています。
健康診断で重症の高血圧だと指摘されても、7割もの人が1年経っても病院に行かないのです。

引用:「健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと」

私もまさに7割の人でした…

今回、行動したことは、
健康診断の結果に書かれていた内容と変わりませんので、毎年言われていたことです。
ということは、やるべきこと・やった方がいいことは当然分かっていたわけなんです。

では、なぜ15年にも渡って、先送りして、行動変化を起こさなかったのか?

それは、
症状として顕在化されているものがない(自覚症状がない)
◆圧倒的な動く理由や動機(WHY)が欠落しており、当事者意識が芽生えていなかった

◆毎年のことで慣れてしまっていた
からです。

この著書を読むと、
・コレステロールが増えることによる血管へのダメージ
・このダメージは不可逆的
・血管にどんな悪影響が起きているのかの図解
(これが一番インパクトあり)
・リスクについて、専門的な知識を分かりやすく解説
・LDLコレステロールは運動などでは改善しづらい。薬の治療が必要

といったことが書いてあり、読み進めると同時に、『ヤバいかも、ホントにヤバいかも…』と感情を突き動かされておりました。

「気にしすぎは良くないよー、ストレスになるよ」という声もありますが、リスクの芽はつんでおきたいものです。

今回の件で、感じたことは、
やはり人が変わるには、『WHY』や『目的』『動機』が必要不可欠

さらに、動機には『明るい未来』というポジティブなものと、『暗くてどん底の未来』というネガティブなものが両方とも必要であり、どっちかというと負の方が強烈ということです。

改めて、大事だと分かっていても動けないことは、WHYを明確にしていこうと思った次第です。

このお話は、私の仕事である財務コンサルタントや習慣化教育にも通ずることが多いので、別の記事で綴っていきたいと思います。


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