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移民政策について思うこと

このニュースを読んで思ったこと。

「ナンパされて車に連れ込まれそうに…」「車を盗まれて全損」 川口市が直面する「クルド人問題」に迫る【スクープその後】


これはもはや欧州で起こった事象の縮図だと思った。ダグラス・マレー著「西洋の自死」(東洋経済新報社・邦訳版2018.12)で言及されていた事そのままだ。

日本は現時点で

外国人労働者は340万人
不法滞在者は8万人以上

「西洋の自死」にある通り、ポイントは

・「文化的軋轢と既存文化の変質又は消滅の危機」
・「大量に受け入れた外国人労働者を帰国させられなかった事」



まず労働者が入国する。その後必ず家族を呼び寄せる(人としては当たり前だけど) 2世増える。移民増加。治安悪化。社会保障費の増大。
欧州の経験からすると、移民は受け入れ人数の3〜4倍になると言う


現在日本が進める移民政策は、あくまでも期限付きの労働者招致(技能実習で5年。特定技能で10年)である為、移民には当たらないと主張する向きもあるが、欧州もその様な発想で移民政策を進めていったが、移民人口増加でコントロールを失っていた。


現政権には、300万人以上の外国人を期限内で帰らせる具体的方策があるのだろうか。
岸田内閣は今後5年で更に80万人の増加を目指している。今後1000万人規模になるのは確実だ。

移民は数の暴力に繋がる。

「警察が取り締まればいいだけでしょ?」

とか維新あたりが言いそうだが、警察の人数と予算には限界がある。予算と人数を増やせば治安は維持できるかもしれないが、ただでさえ緊縮財政の財務省が首を縦にふるとは思えない。人数だって増やせない。
だって人手不足だから外国人入れてる訳でしょ?


警察の対処能力など万人規模の人数の前では簡単に麻痺するだろう。事実2000人かそこらのクルド人ですでに対処できていない。

多文化共生は不可能だ。

特にイスラム教徒は絶対に無理
彼らには立憲主義・法治主義よりもイスラム法が優越するから。日本社会に同化されないでしょう。欧州の「経験」からもそれは明らか。

日本は海に囲まれ鎖国していた単一民族国。文化伝統も集合的無意識もその文脈で形成されて来た。大東亜共栄圏の時に一瞬多文化社会になっただけ。


多文化社会でうまく行くのは、ヘゲモニー国家民族のアイデンティティが圧倒的に強い場合。


西欧の植民地主義によるグローバル化は、白人キリスト教徒以外は皆動物という圧倒的人種差別的優越によって秩序が保たれていた。
大東亜共栄圏の場合も、多文化共生と言うより八紘一宇を掲げてアジア総日本化(神道化)した。



今の日本にそれがあるのか。

結局多文化共生を成り立たせる新しいアイデンティティドグマとしてネオ・マルクス主義が出てくるわけで、それは最早日本ではない。

そしてこちらが多文化共生を幾ら唱えても、当の外国人の方が多文化共生の意識を全くもたない。(特にイスラム教徒)

 
マレーの本で言及されていた「現実」だ。


更に、多文化共生に失敗したと気がついた頃には百万千万単位の人数になっているので返せない。強制送還となれば軍が総力を上げて行わなければならないでしょう。

それこそファシズムの再来だ。

だがそれしか手段が無くなってきた欧州やアメリカはその様な方向に向かいつつある。



つまり移民政策は

“ポイントオブノーリターン”

一度進めたら取り返しがつかない。

経済面での効果も、移民労働者で特に家族を呼ばない人々は、所得は本国の家族に送るためマネーの流出が起き、期待していた程の税収増加にならないという事だ。
それに社会保障費と間違いなく悪化する治安維持費用も加わる。


何度でも繰り返したいが、多文化共生社会など不可能。
これ以上の移民政策の推進は絶対反対だ。

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