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コロナ禍で失ったVoetbal

お久しぶりのnote投稿であります。

新型コロナウイルスの影響で全世界のスポーツに甚大な影響が出ている中、オランダサッカー協会は一足早くエールディヴィジの打ち切りが発表された。優勝クラブを決めずに今季は事実上なかったことになるということになる。

1.経緯

オランダは比較的新型コロナウイルスの感染者の確認が他のヨーロッパよりも遅い傾向にあった。しかし、2月27日に初の感染者が確認されてから各国と同じように爆発的に増加していった。

当時、この週に行われる予定だったエールディヴィジ第25節と翌週の第26節は無事開催された。しかし、第26節終了後の週においては感染者が数百人ほどまでの上昇。そこで、オランダサッカー協会は第27節の開催を延期することを発表することに。当時は4,5月中の再開を目途に定めていた。

ところが4月21日、ルッテ首相は会見で国内での大規模イベントを9月1日まで禁止すると発言し、オランダサッカー協会はコンペティションの中止を検討。数日後に正式に打ち切りが決定となった。

2.影響

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(Twitter @eredivisieより)

今シーズンが無効になったことにより起こった影響は主に2つあります。

①昇降格について

まず、今シーズンに限っては結論から申し上げますと、昇降格はなしということに。現時点での降格圏はフォルトゥナ、ADO、RKCの3チーム。一方で2部ではカンブールとデ・フラーフスハップが上位2チームを位置し、昇格は確実視されていた。それに伴い、この2チームがKNVBに対し裁判を求めるといった物議を醸すこととなった。(結果としては敗訴し、金銭面で決着)

②CLEL出場権について

この項目については現時点での順位を反映する形となる。つまり、首位のアヤックスがそのままCLストレートイン。2位のAZはCL予選。3位のフェイエノールトはELストレートイン。4位と5位のPSVとウィレムはEL予選ということとなった。

しかし、問題なのは6位のユトレヒト。勝ち点はウィレムと3ポイント差かつ試合数は1試合未消化であるということから納得いかないのも無理はない。さらに、カップ戦においても決勝まで進んでおり、ELの出場権も十分ありえる状況であった。ユトレヒト側は訴訟というよりかはカップ戦の決勝の開催を望んでいるみたいである。

3.まとめ

今回はざっくりとエールディヴィジの現状についてまとめてみました。シーズンが途中で終わるなんて想像もしてなかったので、いざ終わると色々な問題が起こってしまうのも当然です。

個人的には試合数が均一ではないのがだいぶ気にはなりますが、こればっかりはしょうがないですね。プレミア、セリエ、ブンデスなどが再開していく中でエールディヴィジが打ち切りとなってしまったのは残念でしたが、また、9月より新たなシーズンが開幕するのでそれを楽しみに過ごそうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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