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ハッカ油の思い出と自分磨き【下ネタあり〼】

 子どもの頃、我が家には富山の薬売りでおなじみの薬箱があった。たまに薬屋さんが来て、たまたま自分しかいないかったので、薬箱をもっていって補充の対応をしたことがある。色んな種類の薬が入ってるのに、風邪薬しか使ってないよな、と当時の私は思っていた。便りのないのが良い便り理論で、使わないのが一番だよね。
 ある日その薬箱の中にハッカ油なるものが入ってるのを発見した。そして、祖父か母にハッカ油とはいかなるものか、どういった用途で使用するものなのかを聞いた。ただ、誰に何を聞いたのか、はっきりと思い出せない。ただ、話を聞いて、俄然興味が湧いたのは間違いない。
 僕は撒いてみることにした。
 スプレータイプのハッカ油をお風呂場へ持って行って撒いた。なんプッシュか、複数回プッシュした。
 ツーンと、ミント臭が充満した。そして、目に痛みを覚えた。想像以上の刺激だった。
 ただ、僕も馬鹿じゃない。こうなることを想定してお風呂場で散布したのだ。実験はすんだのでシャワーで流すことにした。これでハッカ油の話題は終了、元の位置に戻すだけ。…のはずだった。
 意味もなくお湯のシャワーを使用したのが間違いだった、モクモクと湯気が立ち上り、その湯気にハッカ油の成分が混ざり込んだ!
 というか、空中に霧状に散布したものを、シャワーで流せると思ったのがまず間違えている。さらには湯気だ。先程より状況は悪化した。とにかく目が痛い。私はお風呂場を脱出し、脱衣所で顔を洗った。
 顔を洗って痛みから解放されるかと思いきや…。湯気が脱衣所に流れ込んでいて、変わらず目が痛うてしゃあない。はてどうしたものか‥そう思っていると、異変はすぐに家族に感づかれた。
 「この馬鹿たれが!」
 そう怒鳴られた。その後は窓を開け、換気されるのを待った。そのうちにハッカ油の成分はお風呂場から消えて無くなった。

 これが私の人生におけるハッカ油体験の全てだ。苦い思い出だ。とにかく目に入ったらとんでもないことになる。そう植え付けられた。というか、ハッカ油っていったいなんのためにあるんだ?

 この先は酷い下ネタが始まるので、お気に召さない方は、ここまででお帰りください。井上陽水の少年時代を公式BGMとします。子どもの頃のちょっとしたいたずら話でフィニッシュしてください。

 先日、ドン・キホーテでこんなものを見つけた。

気分はもう、ゲルニカ

 ラスイチだった。売れていやがる。

 説明するのも憚れるのだが、説明しよう。これは自分磨きグッズである。私自身を磨くためのものだ。

 エクストラクールと書いてある。

悪魔的だ

 右上のポップを見てほしい。
 「ハッカ油配合 危険 超冷感」
 今なんと言ったんだ?
 おかしいだろ!?小さく書いてあるこの言葉「ハッカ油配合
 こ、こ、これは…

ハッカ ユー

 幼き頃の記憶がはっきりと蘇った。あの激痛をもたらしたハッカ油を、男性自身に付着させて大丈夫なのか?自分磨きに使用するなんて正気の沙汰とは思えない。 

金玉は命よりも重い

 金玉というか、竿なんだけど。とにかく重いのよ。簡単に賭けていいものじゃないのよ。DEAD or ALIVE

 そもそも私がドンキに行った目的は

水原希子✕iroha

 水原希子が女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「iroha」とコラボした新商品が発売されたと聞いて、見に行ったのです。熊田曜子さんのおかげでウーマナイザーの知名度は高まったと思います。私も彼女の影響を受けて、irohaよりウーマナイザーのほうが、何となく「よさそう」と思ってましたけど、今回のコラボ。水原希子さんが正面からコラボしたというのは正直驚きました。イロハもいいかもしれない…気になって商品を見に行ったら、エクストラクールに出会ってしまったのです。売り場は同じですので。

 ハッカ油配合‥あんな危険なものを… まともじゃない‥ と言いつつ

ケロッグ状態
中原誠✕林葉直子
突入します!
悪魔的

 結論を述べますと、全くもって一切合切、ピリリともきませんでした。めんたいぴりりも真っ青です。おいおいおい、ハッカ油配合って看板に偽りありじゃないか?期待しちまったじゃんよ。

 まあ、冷静に考えれば、商品として出せるラインがあるだろうからね…

 私の自分磨きの旅は続く…

再起不能ーリタイアー
は、どうにか避けられた
P.S.元気です、チン平


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