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ビジネスカジュアルとは?基本の考え方

コロナ禍を経てリモートワークが多くなった働き方。
リアルは戻りつつありますが、そんな中での仕事服については、『ビジネスカジュアル』を採用する企業がかなり増えました。

実際にこの2年間は、これまでメインだったビジネススーツの着こなし研修より、ビジネスカジュアルの服装についての企業研修のご依頼が増え続けています。

この状況を踏まえて、本日はビジネスカジュアルの基本的な考え方とメンズの鉄板コーディネートをご紹介させて頂きますね。

ビジネスカジュアルとは?

過去に「フライデーカジュアル」として、金曜日に少し砕けた服装をするといった時期を経て、最近では5月~10月に「クールビズ」が定着したことは、皆さまもよくご存知かと思います。

クールビズは夏の軽装として、冷房の温度を高めに設定するために涼しい服装をすることが目的ですよね。
そのため、“ネクタイを外す”といったことが目的になりがちでしたが、ビジネスカジュアルはそれとは異なります。

『カジュアル』という言葉で表現されていると、『普段着を着てもよい』と考えがち。
そうなると休日に着るパーカのようなものを仕事で着てもよいのか?と言えば、そうではありません。

ビジネスカジュアルの『カジュアル』という意味は、普段着ではなく、ドレスダウンをさせること。

もちろん業種や職種によっては、普段着をそのまま流用してもOKな職場もありますが、必ずしもそうとは限らないのです。

ビジネスカジュアルの考え方

仕事着で最もフォーマルな服装は、スーツ。
そのスーツからドレスダウンして考えた服装がビジネスカジュアルというものになります。

スーツからのドレスダウンとして、まずネクタイを外すことが一つありますね。

しかし、ネクタイをしたままでも、上着とパンツの生地が同じではなく違うものや色が変化すると、それもドレスダウンになります。

例えば、紺のジャケットにグレーのスラックスを合わせてネクタイをしていても、スーツからはドレスダウンしていることになるのです。

すなわち、スーツを一番上にして、そこからドレスダウンしていくものが、ビジネスカジュアルの服装になるということです。

実際、どういう風にドレスダウンすればよいか?ということになりますが、これはそれぞれの業種や職種、TPO、立場や役割などによって異なります。

当然のことながら、お客様や取引先と会う営業職と、内勤の事務職では、同じビジネスカジュアルという括りの中でも服装が異なります。

だからこそ、ビジネスカジュアルは少し考える必要性があるのですね。
そして、ビジネスカジュアルには『正解がない』とも言えるのです。

スーツのように、ジャケット+スラックス+シャツ+ネクタイといった決まったデザインのものを着ればよいのではありませんよね。

シャツ一つにとっても、襟の形や色柄デザインなどもさまざまな種類から選ぶ必要性が出てきます。

色も企業によって、OKな範囲も異なっています。しかも上下のコーディネート力も必要です。

スーツのように決まった服装の方が、実は簡単だったとも言えますね。数ある洋服の中から、仕事や職場にフィットするものを選び取り、組み合わせる必要性があるのが、ビジネスカジュアルになるのです。

またそのファッションセンスが、ひとつのビジネスセンスの表れともなるのがビジネスカジュアル。

ですので、カジュアル化されて楽になったのではなく、ビジネスカジュアルになったことでこれまで以上に身だしなみをセルフプロデュースすることが大切になったということでしょう。

何を着ればよいのか?

具体的にどのような服装にすればよいかに悩んだら、以下のことをチェックしてみましょう。

☑会社の上司や人事・総務に確認する。

服装規定で定めている企業もあれば、服装規定ほど厳しくはないけれど、ガイドラインがある企業もあります。
まずは絶対のNGや基本情報を確認しておきましょう。

☑一般的な鉄板コーディネートを知る

女性はいろんなアイテムがあるので一概にはお伝えしにくいのですが、男性はこのような服装ですと概ね大丈夫です。

・紺のジャケット
・水色や白のシャツ
・グレーのウールパンツ
・茶色のベルト
・茶色の革靴

素材感やシルエットによっても、フォーマルかカジュアルかが異なりますが、上記のような服装はビジネスカジュアルの基本といえますので、ぜひ応用して頂ければ幸いです。

本日はビジネスカジュアルの基本についてご紹介しました。

よろしければ動画でも同じことをお伝えしておりますので、ご確認に使って頂ければ幸いです。


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