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ラーニングジャーニーで岡山県高梁市を訪問して。(その1)

2024年1月13日〜14日の2日間、田原真人さん・「しいたけおじさん」こと森田 晃蔵(もりぞう)さんらのアテンドにより岡山県高梁市でラーニングジャーニーしてきました!

まず、ラーニングジャーニーって何?ってところについて。
要は「学びの旅」ということで、仕事でもない観光でもないその中間みたいな言わば「大人の社会見学」というような位置付けであると理解。

とにもかくにも、

ラーニングジャーニーのテーマは「崩壊と生成」。
崩壊がはじまっている社会システムの一員としてこの崩壊とどのように向き合い、その先に出現する未来をどのように感じるのか。

という企画趣旨にピンときて、
「よくわからんけどなんか気になる。呼ばれる気もする。誘われたのを断るのは勿体無いし何か自分の今年以降のテーマが見つかるかも」
というような気持ちが湧き起こり参加してみました。


旅の始まり/高梁栄町商店街「エスカ」

今回は、もりぞうさんお勤めの社会福祉法人P.P.P.の皆さんや、高梁市の全面協力の元で開催された今回の企画。

旅の始まりの「集合場所は高梁市役所」ということで、市長さんのお話から始まりました。

その後、近くの高梁栄町商店街(シャッター街になっている)でリノベーション中のコミュニティスペース「エスカ」を見学。

商店街は全長約240mのアーケードになっている
この町で最初にできた「エスカレーター」があったお店(ちょっとしたデパート)だったとか
今はコミュニティスペースにするため改修中

岡山県高梁市に移住した横山弘毅さん

「教育DX ×移住したくなる地域づくり」に取り組み「地方の人口減少の解決モデルの創出」に挑戦/元・オンライン教育ベンチャーの取締役/高梁100challenge代表/岡山県立高梁高校 地域連携コーディネーター/iU客員講師/元・やり投げ選手

の手によって空き店舗のリノベーションが行われていました。
地元の中学や高校とも協働で行っているそうで、キッズスペースや勉強スペースもあって、色んな年代の人が集まってくる場所になりそうな予感。

そういや地元の高知市の帯屋町商店街にも、昔「ニチイ(サティを経てイオンの前進)」があったなー。でもかなり前になくなったからどこも地方は一緒だなーと思いにふける。
(ネットで検索するも写真は見つからない。高知の人が書いたブログを見つけ「ショッパーズ」の存在も思い出す…)

布寄地域へ(旧布寄小学校/しいたけハウス)

その後、高梁市さんが用意してくれたバスに乗って旧布寄小学校へ。

校庭側、左側の平屋の建物は現在「ふより食堂

旧布寄小学校は明治7年に研鑽校として開校。全盛時には児童数が200名以上の賑いをみせていましたが、2012年(平成24年)に児童数の激減により廃校になりました。市は取り壊しを決定していましたが、地元の人びとから「学校は地域の宝」地域活動の拠点として活用して欲しいという声が上がりました。そんな声を聞き、社会福祉法人P.P.Pさんが地域の方と共に連携し、新しい福祉のモデルを作れないかと考え、活用策を検討。

昨年、平屋の建物(元々理科室や家庭科室だったそう)部分を「ふより食堂」として、しいたけハウスで働く人たちの食堂になりました。今後は地域の人たちにも開いていくそうです。

中も見せていただきましたが、10年前までここに子ども達が通って勉強していたんだな〜。としみじみ。

古いけど味のある校舎。タイムスリップ感がすごい

近代的なものが何もない空間で(撤去したんだろうけど)、12年前まで子どもが通っていたなんてもはや信じられないレベル。
廃校になった後もP.P.Pさんが手入れをしているから綺麗な状態で維持されているんだろうなと。

その後近くのしいたけ栽培をしている「しいたけハウス」へ。

このようなビニールハウスが3つあり
色白で肉厚なしいたけがニョキニョキしてました
収穫体験した「しいたけ」を試食(試食なのに美味しすぎて爆食い)

しいたけに合うハーブを乗せて焼くなど、お箸が止まらない。

日曜日のお休みの日にもかかわらず、障害を持つ仲間達も顔を出してくれて
案内してくれたりお茶を入れたり、おもてなししてくれました。

宇治地域市民センター

その後、宇治地域市民センター内にある「宇治地域まちづくり委員会」の大場館長を訪問。

この裏手に宇治小学校と宇治高校があり、児童数の減少で小学校と高校は校舎を共にしています。

小学校は来年児童数が10人になることから残念ながら統合が決まっているそう。。。

ここでは、館長から宇治地域のまちづくりについてお話を聞きながら「何ができそうか」皆で対話をしました。

宇治地域の人口はR5年11月末現在483人で高齢化率は62%

都市部は人が多すぎて、地方は人がいなさすぎてという課題。どうしたもんか。
いや、もうすでに30年以上前からこの未来は見えていたはずだ。
じゃあここから30年後の未来を描きながら(私は30年後73歳)、何ができるか上を向いて歩くしかないかな〜。

むしろ「崩壊を認める」ところが始まりなのではと思うなど。




<次回予告>
ラーニングジャーニーで岡山県高梁市を訪問して。(その2)として、
日本遺産の吹屋散策からの、宿泊させてもらった「旧仲田邸」についてご紹介しま〜す!




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