アラフィフになっても 私をオンナだと意識してくれるオトコがいた。 もちろん彼はだんなじゃない。 キレイだ、可愛いだ、エッチしてみたいだと言われてちょっと浮かたりもしたけど、 彼は熟女好きらしい。 ま、そりゃそうだよね。 でなきゃ、こんなおばさん、、、 なんて、思ったりして。 それでも、やっぱり悪い気はしない。 荒れ果てた大地に雨水が沁み渡るように 私の中のオンナが潤った気がした。 オンナであることを 久しぶりに思い出せた気がした。 そんなある日、
自分で閉ざした私の中のオンナを 取り戻したいと思ったのは 鏡に映った自分の姿を見た時 “夫の為にオンナを閉ざすなんて馬鹿げてる” そう思ったから そして、オンナである事を 認め、追求し、心も躰も潤い、 豊かに活き活きと輝くようになった 憧れの女性の姿を見た時だった。 アラフォーだった私は、 気がつけばアラフィフの年齢になっていて 早くも《更年期》真っ只中に入ってしまっていた オンナを閉ざすと枯れて、色褪せてゆく(老ける) 私が再び私の中のオンナを取り
私にとって夫が《オトコ》でなくなった日 私の中の《オンナ》を閉ざした日から 私の身体には変化が出始めた 月のものが遅れ始め、 とうとう半年に一度 来るか来ないかの状態になった 肌の質も、艶も、匂いも変わってきた このまま枯れていくだけだと思っていた オンナである事を考えるよりも 日々を暮らしていく事で精一杯で 不安で、怖くて堪らなくて 夜も眠れなくなっていった 私の頭の中は 毎日どうやって必要なものを支払って どうやって暮らしていくのか それだけ
渇いていく音がする けして聴こえるはずのない ワタシの音 触れ合う度に溢れていたワタシの泉は あの瞬間から閉ざされ 溢れ満たすことは無くなってしまった。 そう、私にとって夫が《オトコ》でなくなった日から 夫にときめかなくなったとか、 色気を感じなくなったとか そんな理由ではなく、 私にとって働かなくなった男(夫)は 《オトコ》ではなくなったということだった。 仕事を辞め、ひと月…3ヶ月…半年… と経つにつれ 私の中の何かがザワつき始めていたが あ