時短を取得したことを後悔しているという話

簡単に言うとフルタイムにしたら
夫とのキャリアや家事の不平等のモヤモヤ
お金のモヤモヤ
が解消されたので精神的に楽になったって話です。

時短にした理由

妊娠したとき当たり前のように育休後は時短でと思い込んでいました。
実際は徒歩通勤で家と職場が遠く、保育園の登園開始時間の関係上時短じゃないと間に合わないのでそうせざるを得なかったです。

その後、保育園が2歳児までしかあずかれなかったことと真夏の徒歩通勤(距離によって自転車通勤禁止)がしんどくなったことから引っ越しを決意

そして、子供が2歳になるころに家、会社、保育園が徒歩5分圏内に集合
保育園→家→会社が往復1hr短縮を実現
晴れてフルタイムに戻しました。

時短が苦しかった理由

まず一番は私の性格にあります。
時短してるからを理由に家事など多めに引き受けてしまっていたのです。
土日も時短しているから仕方がないと言い訳して夫の自由を横目に家事をしていました。

もう一つの理由はお金
家計は財布別で当時夫は学生結婚でやっとの社会人生活でした。家族に取られるのはかわいそうだと生活費は私が多めに出していました。
育休明けは黒字の月の方が少なかったです。
独身時代は月10万は貯金していたのに毎月のように赤は応えました。
今でもほぼ折半くらいですが、毎月数万は黒字です。

上の話と被りますが仕事
給料は毎月多いときで5万ほど引かれてボーナスも2桁は引かれて
同期は役職になって私は平のままキャリアと給与の差は開く一方
復帰後しばらくすると時短でも仕事はどっさりあって、終わらないであとちょっとやりたいと思うことも多くなってきました(というかほぼ毎日余裕で時間が足りなかった)
昼休みも仕事していたほどで、気持ちとしては時短しても通常通り業務をこなしてやると意気込んでいましたが評価は最低ランク
もちろん、仕事を他の人に回してもらうこともしばしば(申し訳ないし私としてはそれが嫌だった)
でも、人の仕事が回ってくることもありましたからその辺は平等だったのかもしれない

あと他人の手を煩わせると言えば、数十人参加する定例の会議があり私の出勤時間に合わせて貰っておりました。会議については私のせいで多々時間制約を掛けてしまっていました。参加必須で仕方がないものの、こう言った気遣いが心苦しいのなんの。

時短って緩く働けると思っていましたのでキャリアが遅れても給料が低くてもいいやと当時は思っていましたが現実はそうじゃなかったのです。

以上の精神的理由から時短は私にとって苦しいことも多かったです。

フルタイムにしてどう変わった

仕事に関してはほぼ解消されました。
残業もフルタイム勤務者なので上に遠慮されることなく自由です。
今ではお昼ご飯をゆっくり食べられています。

ここから生活の方はどう変わったかお伝えしたい

・料理の時間を減らした
時短1.5hr/日でしたが、料理はなるべく一汁三菜を心掛け、1回の料理に40分から多いときで1時間かけていました。
2歳のイヤイヤ期は子供にイライラしながら台所で料理が終わらないのをイライラして本当につらかった。

フルタイム後はヨシケイの時短ミールきっとに切り替えました。
早く上がっているのだから料理をしっかりしないといけない呪縛から解放されました。結局フルタイム関係なく子供の相手ができるのでこっちの方がいいです。
月曜から土曜まで頼めるので夕食と土曜分は昼食用に1食多めに頼んでいます。
日曜の昼は軽いものにして、夜はヨシケイの特集などで購入できる出来合いの冷凍等を使うようになりました。
最初は湯煎のパウチに抵抗感があったものの某所の宅配弁当や冷凍弁当より美味しくいただけました。
そしてがっつり料理はほとんどしなくなりました。

・家事の分担を要求できた
フルタイムで平等になったことで夫に対して強く言えるように。
そして以前と比べて夫側の主張が弱くなりました気がします。
私が時短していた時に自信の立場を弱く感じていたように夫も私に対してそうだったのかもしれません。

・お金の余裕ができた
これが一番です。
保育園のお迎えギリまでは残業しているため多少の残業代も出ます。
昇給額も増えて、ボーナスもフルでもらえて100以上年収は上がったと思います。
大抵の問題はお金で解決すればいいやという気を持てました。
特に夫との家事不平等問題
で、どうしたかというと

  1. 家事代行
    水回りのみプランで掃除の人を隔週で雇いました。
    元々掃除できないタイプだったので、夫に汚いと文句言われるのが本当に嫌でした。じゃあやってよと言ってもやらないし、恥ずかしい話いつも汚かったのです。
    それが今はシンクやお風呂にしょっちゅう表れていた赤カビを見ることが無くなりました。
    ちょうどトイトレが始まる時期だったのでトイレもきれいになってストレスが減りました。

  2. ベビーシッター
    私も夫も子育てがそれほど得意ではありません。
    私は子供と遊ぶのが苦手で、10分も遊んでられませんでした。
    夫は子供と遊ぶのが得意でしたが、疲れやすくイライラしやすいところがありました。
    保育園が土曜保育をやっておらず、一時保育も考えましたが送迎の手間と子供のストレスを考えてベビーシッターに落ち着きました。
    基本両親在宅時のシッティングで子供も我が家なので初めての人でもすぐ打ち解けて、今ではシッターさんが来てくれるのを楽しみにしています。
    コストは高いですが子供の満足度は高く両親は確定でゆっくりできる日があるというのは非常によいリフレッシュになります。

  3. 家電
    これは時短時代から買いあさっていますが、優先度の低かったカーテン自動化などにも手を出すことができました。

引っ越しして元々通勤送迎時間に使っていた時間が仕事になっただけなので楽になるのはそりゃそうだって感じの話ではありますが。
引っ越し後もフルに戻すまでは子を迎えに行って1hr料理は変わらなかったので金銭的余裕によって生活をスマートにできたのは本当に大きいと思います。
働きながらも毎日献立を考えて三品心掛けていたなんてアホなことをやったものだなと。
料理はそれなりに好きだったものの今ではどちらかと言えば嫌いになってしまいました。

今では、時短を取ったことを後悔

保育園の登園時間が遅くて始業に間に合わないなら早朝保育を利用するとかフレックスで勤務時間をずらすとかできた。
帰ってから大変だったら家事代行を雇えばよかった。

時短するより貯金度外視でもフルで早期に復帰した方が私の場合は金銭的にかなり特だった。

私の会社は時短を取得していると昇格試験の資格が無い
このことを知っている人は社内でもほぼいない状態です。
私も復帰から1年半以上たってから知りました。
上司に聞きづらかったのもあって、もしかしての疑問はあったものの別の理由(育休を取ったから)だったらと思うと確信できませんでした。
もし、資格が無い理由が時短だともっと早く知っていたならとそれも後悔の種です
知ったうえでも時短していた可能性も高いのですが、ただただ知ったうえで判断したかったなぁと

色々言いましたが
言葉もしゃべれない幼い子どもに対して、長時間保育園に預けるのはかわいそうかなという思いがあったのは事実だと思う。
何が正解だったかは分からないけど当時の時短しないと無理と思っている私に時短しない選択肢もあるよと伝えたい。

子供が小さいうちは母親が時短するのが当たり前ではないし、時短が逆に苦しくなる場合もあることを伝えたい。

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