サマータイムレンダの更なる考察

サマータイムレンダの話(主にラストの解釈)|EGO #note #アニメ感想文 https://note.com/eog/n/n94cc422b03ec

こちらの方が書いた記事を読んで、続ける形で、恐怖点を妄想したいと思います。

それは、クジラが再び島にやってきたこと。

記憶が仮に戻ったのだとしたら、25話の、つまり影が存在しないはずの世界に、影(データ)が存在し始めてしまったことになります。

それは、ハイネではなく、うしおという形で。

クジラがやって来た。

うしお影は、悪いやつじゃない。そして、ひるこ様と同じ人を食べる存在ではなく、ただの影なので、ひるこ様の時のようにはならないはずです。

しかし

もしも、うしお影と、しんぺいが結婚し、子供を生んだら、しんぺいそっくりの、四手が、命を続けて来たような現象が、生まれる可能性があるのかなと。


ただ、うしおとうしお影は、どちらもうしおです。ですし、継承したのは、データ(記憶)だけだと思うので、影の能力や効果は引き継がれないはずです。


というのも、うしお影は、最後完全体の観測者(神)になりました。そして過去を改変させ、並行世界を選択し、25話に至ります。

その瞬間に、完全体になる未来が消えたのではなく、別世界の完全体になったうしお影が、25話の世界に干渉したという解釈が正しいはずです。

そして、貝殻を媒介に、擬似体験を行わせた状況が、25話の結末だと思います。

これで、記憶は戻ったが、影は存在しない世界の完成です。矛盾がありません。

つまり、影にうしおが乗っ取られたのではなく、今までの全員が何度も擬似体験したように、並行世界を経験しただけに過ぎないです。

自分が、うしお影になった世界を体験したということです。感覚としては、別キャラでゲームをやった後のようなものです。

しかし、記憶というのはその人を作ります。体はもちろん、うしおです。しかし、うしお影の記憶は、25話の世界に侵入しました。

現代社会にも様々な神話や話がありますし、神という得たいの知れない概念が存在するのも、これと同じ現象の結果なのかもしれません。

私たちの記憶、思想は、並行世界の神の力によって干渉を受けた後の世界であり、つまり、他の並行世界の神が選んだ人生の中にいるということです。面白いですよね。

こう考えると、25話が、やけにご都合主義な世界なのにも説明がつくんです。影の力が無かったのならだって、飢饉であの島の人の生き残る人は大きく変わっていたはずですから。

それでも、花火大会で告白する運命、貝殻のネックレスを想い出とする運命は、うしおによって決められていたんです。

以上でした。


にしても、神の力を手にして、選んだ未来が、最愛の人と普通に一緒にいることなんて、控えめで、素敵で、面白いですよね。うしおらしいです。

余談

なぜ、死ぬことがトリガーになるのか?

恐らく、死というのは、ブラックホールと似ている、または同じなんだと思います。光の届かない次元。ブラックホールは、唯一過去に戻れる理論がある概念ですから。

または、SAOを参考に、私たちの記憶データ=命だとして、その出力先である体が、消えた時、私たちは現実という3次元の存在から、4次元の存在になるのかもしれません。なぜ2次元ではないか?というと、3次元の段階で、2次元は、観測出来ているからです。次元というのは観測者が居ないと成立しません。よって、4次元しかないのです。
しかし、普通の4次元の記憶母体(魂)には、移動の力は無いのだと思いますが、特殊な魂には、記憶を保持したまま魂になったり、体を保持したまま、または、時間をも移動できたり、輪廻転生したりと、出来たりするのかもしれません。

そして、この考えには続きがあって、つまり、4次元の存在の段階で、観測者の争いに勝ち残った私たちが、現実の今、を選択し、観測しているのだとしたら、今だと思っているこの現在と過去は、その観測者争いに勝ってきた結果であり、これからの未来というのはまだ争って決めている最中なのだと思います。

なにが言いたいかというと、私たちはしんぺいなんです。彼は、うしおの観測者としての運命の中での、代理戦争者です。絶対に起こらない事ですが、もしも、しんぺいが諦める人であれば、うしおはあの未来を描けなかったでしょう。

人の生き様というのは、たしかに観測者の運命の中にあると思います。しかし、その観測者の心や思考に影響を与えることは、私たちでもできるということです。それが意思の力、または魂の力であり、引き寄せの法則と呼ばれる概念だと思っています。

運命は決まっています。
ですが、未来は変えられます。
この説明で矛盾はありません。

あとは、私たちの意思次第です。


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