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福岡移住について

福岡移住を事業としてジワジワ始めつつ、ホントに事業として成立するかを、何度も頭の中で考え直している。

改めて、私は福岡移住を事業として推進しようとしている。コアターゲットを絞り込んで言うと、東京の独身男性を福岡に移住してもらうことを数千人から十万人規模で実施しようとしている。それにより、以下のようなメリットがあるよね、が発端だ。独身男性を最初のターゲットにする理由は⑨。自治体・地域へのメリットは②③、①はこのプロジェクトの特徴。それ以外は最初のプロジェクト以降は地域を変えたり、ターゲット層を変えても一貫している。立ち上げが福岡市。その後に仙台、金沢、浜松、倉敷、札幌、甲府、神戸、などなどを想定。大事なのは『適度に都会』であること。地方移住と聞くと、「都会を離れての田舎暮らし」と一方的に決め付けているメディアなどの報道も多いが、これがそもそもの大間違い。田舎暮らしは何かとハードルが高すぎるのだ。適度な都会へ。これが大前提。

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移住メリット

①東京一極集中が(たぶん初めて)具体的に解消に向かい、

②東京の優秀なビジネスパーソンが地域に流れてくる

③(徐々に福岡で転職・企業も増えてくる)ことにより、地域の経済の活性化が図られる。

④東京の給与水準で地方移住は生活コストが圧倒的に下がって生活が豊かになる。生活が豊かになれば選択肢が増える。おそらくは結果的に少子化解消にも繋がる。

⑤長時間の満員電車はコロナ禍でなくても良いことは一つもない。モノのように大量に詰め込まれて運ばれてる状況は異様なのだが、それをやめられる。健康上も精神衛生上も良いことでしか無い。特に女性は毎朝の痴漢犯罪に怯える無駄な不安が消滅する。

⑥東京だけが給与水準が高いというジョブ型とは真逆の現象が当たり前のようになっているが、住む場所でなく職務に対して評価と報酬は定められるべきという、新しい基準が浸透することで住む場所は個人で選択できるようになる。

⑦コロナ禍でわかった通り、リモートワークができる職種は山ほどある。1ヶ所で集まって業務をする必然性がない職種はたくさんある。なので、住む場所は選べる。

⑧東京での生活を始めるとすぐに気付くことが「あ、これじゃ結婚とかムリだわ」って現実。生活コストが掛かり過ぎて、一般の給与では現実的に相当に厳しい。そのため結婚しない選択肢が当然強くなる。が、東京を離れて生活コストが下がると全く違うことになる。

⑨最初の候補地に選んだ福岡市は、人口も増え続けているが女性が特に増え続けている。既に女性の方が多い都市。東京の独身男性が移住先に選ぶ理由の一つになり得る。


というのが参加者(サービス利用者)への提供価値。

背景や思い

大きな流れは、住む場所を会社に縛られてるのっておかしくないか、という素朴な疑問から始まる。もちろん、生活する上でお金は欠かせない。そのお金を稼ぐ手段として会社に所属するのが安定的だし、当たり前だよね、だから会社を最優先に考えて、出勤ができる通勤圏内に住むよね。これがこれまで長く続いてきた常識。疑う人はアウトローと呼ばれた。

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そして、会社と言うと、東京都心部に圧倒的に集中している。そのため、学校を卒業したら東京へ、または大学で東京へ出てそのまま東京で就職、と言うのが成功パターンみたいな常識感が学生時代に植え付けられてる。深くは疑わうことなくそれが当たり前となってきた。

ここ数年で、コロナ禍で一気に加速をして、あっという間に、これらの常識とやらが古い考えと呼ばれ始めるようになった。誰もが予想すらしなかったが、常識が一気に変わるタイミングが来た。日本は何らかの「外圧」が無いと変わりにくい体質がある。コロナという外圧があって初めて、リモートワークというアクションが普及した。ようやく、ようやくだ。ちなみに、私自身はコロナ前からリモートワークを実施していた会社員だ。福岡市に住み、東京の会社で働いていた。東京の会社にたまたま転職し、リモートワークをするようになった(正確には、当時は2拠点生活をしていた)。そして、コロナ禍になって2拠点をやめてフルリモートになった。そんな実体験があって、今回の事業構想に至ったわけ。(まだ立ち上げてもいない事業を公開するなんて、パクられてしまうのでは、と言う声もあったが、世の中にない新規事業には、この「絶対的な実体験」が不可欠で、理屈だけで始める人もできる人もいないと思ってる)

なので、私が事業としてやりたいのは、これまでとは違う形での地方創生・地域創生とも言える(「地方」創生という言葉があまり好きではないので、あえて、地域と言うようにしている)。東京都心部で生まれ育った私が言うからこそ、始めるからこそ、意味があると思ってる。新規事業には強すぎるほどの思い入れが絶対に必要だ。

第一弾の福岡市プロジェクト

上記のように、これはあくまでも日本全国へ波及することを想定したプロジェクト。第一弾に最もふさわしいのが福岡市、と言う選定だ。私が移住してきたのが2016年3月末。4月から新しい会社への転職が決まっていて、なんの予備知識も無いまま飛び込んだ(本来は前職の有給を使って早めに来福してゆっくり街を散策し、事前に予備知識をしっかり蓄えたかったが、直前まで仕事を離れさせてもらえなかった(T_T))。

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そんな無茶苦茶なことでも通用したのが福岡市だった。適度に都会で、コンパクトにまとまっていて、フレンドリーで温かい街。簡単に言うとこれだけなのだが、これが実に素晴らしく、右も左も分からない私が一人で福岡での生活を順調に始めることができた。でも私の場合は、福岡の会社に転職したたため、会社の仲間が「東京の人」をもてなしてくれたことが大きかった。福岡と言えば誰もが知るグルメタウン。毎日、あちこちの飲食店を紹介してもらった。そして、行けば行くほど、福岡LOVEが高まった。そこは私が恵まれていたことだった。

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