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知るという優しさ

 最近つくづく思う。
 『知らない』って、結構な攻撃性があるなと。

 エンタメ業界の話し、地方再生の行政の話し等を聞いていても、コロナ禍の時のそうだったけど、人は知らない事を聞くと身構えるし、身構える程度ならまだ良いけど、知らないという事で攻撃したり、「前例がない」と、より良くなる筈のシステムが遅々として進まない事が多い。

                           イラストACより


 そもそも生物は、初めての事や知らない事に対して恐怖を感じるもので、拒絶反応は身を守るものであるから、それ自体は仕方ない事なのだ。

 でも、それで新しい事を拒絶したり、攻撃するのは、てんで優しくないなと思う。

 知るという事は、マウントをとる事じゃなく、人に対する優しさに繋がると、最近つくづく感じる。

 知らない事を聞いた時、いきなり戦闘体制になったり、背を向けるのではなく、せめて耳を傾ける優しさを持つ事が、未来を明るくするなと思う。

 私は毎朝、さまざまなジャンルのVoicyを聴いている。
 それが何かに役立つかと聞かれたら、自分の生活への影響力はさほどない。

 でも、さまざまな情報を得ることで、耐性が養われていると思う。

 例えば、今日の佐々木俊尚さんの『情報テクノロジはあらゆるものを小口化した』という放送では、音楽シーンでの収入が少額のサブスクによって激減したけど、逆にサブスクによって、より多くの音楽が多くの人に届くようになったとか、一部の金持ちのものと思われていた株式投資が、自分の小遣いでやれる身近なものになった事などを知ることができた。

 世の中は常に変化していくもので、変化に抗おうとするほど、自分の首を絞めることになるなぁと思う。

 そして、たいろーさんの『エヌビディアCEOによる驚きの発言』では、少し前までは、これからの人はプログラミングを学ぶべきという意見だったのが、ITの進歩が早すぎて、もはやプログラミングはITがやれるから、人がやるべきことは、どういう風にプログラミングさせるかを考える方向になっているらしい。

 そして、こちらでも小口株式投資の積立NISAにも触れている。

 私の世代だと、老後逃げ切り可能だけど、幼い子を持つ親御さんたちは、きちんとお金の勉強をして伝えてあげないと、少子高齢化を乗り切るのは厳しいと感じる。


 そして、芳麗さんと大石晴さんの放送では、『フレネミー』という言葉を知った。

フレネミーとは、フレネミー(frenemy)とは、「フレンド(friend/友達)」と「エネミー(enemy/敵)」を合わせて作られた造語で、「友達を装った敵」という意味です。アメリカ発祥で、「ミーン・ガールズ」などの映画や、「セックス・アンド・ザ・シティ」「ゴシップガール」などのドラマでも使われ、広まったといわれています。
「フレンド」と「エネミー」という相反する言葉を組み合わせているように、フレネミーには二面性があります。
表面上は友達のふりをしていますが、相手の弱点につけこんで陥れるような行動に出るため、注意が必要です。徐々に相手をコントロールしようとしたり、相手よりも優位に立とうとしたりすることもあります。

マイナビニュースより

 いるわー!っていうか、今までにいたわー!
 ありがたいことに今はもう利害関係のある人と付き合う事がないので、すっごーく気が楽だけど、友達の振りした敵はいっぱいいたな〜…。

 でも同時に、無意識のうちに自分がそういう態度になっていた可能性も否めない。

 知るという事は、自分自身を顧みる事にもなるなと感じた。

 自分の興味のある事や、自分に都合の良い情報だけを取り入れるのではなく、未知の領域、あまり好みではない領域にも、少しアンテナを張ってみるって、人としての柔軟性を高めることに役立つなと思う。

 ともあれ、知ろうとする事は、他者を受け入れることであり、多様性の時代には絶対に必要な心構えだなと、さまざまなVoicyを聞いていてそう感じたので、備忘録として書いてみました。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

盾や剣を持ってもいいけど、とりあえず聞く体制はとろう!

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