ありがとう地続き

私が若い頃に、楽しい夜を過ごした場所が。
今は色々変わっていて。
よくある事です。

そこの、人。でしかなかったあの時は。
ダメそう、ヤバそう、ずるそう、かしこそう。一緒にお酒を囲んで感じる面白い時間の内側に、そんな文字が透けて見えている気がした。でも、周りの人たちはその人のかっこよさに惹かれていた。勝手な思い込みだけど、特に男性たちはその人のかっこよさをリスペクトしているからわちゃわちゃしていたような気がする。


しばらく経って、その場所に通ったりしなくなって。それでも、心のどこかで好きな音楽とか楽しい夜とかが懐かしく感じる時にちゃんと笑ってくれていた空間だった。
そんな頃に、その場所が無くなったし、変わったから。私にとって大きなダメージはない風であった。別に。というか。そもそも、足が遠のいていた私だもの。とか。

だから普段は忘れているんだけど、たまにSNSで「そこの人」と私が思い込んでいた人の近況に触れたとき。人伝に聞いたとき。透けていた印象の奥底にある「かっこよさ」だけ見えるようになった。近いと、手前にある印象を増長するような噂話しか入ってこなかったからそれはそう。当たり前。

なんか、その人が毎日をちゃんと向かっていって生きていると知るとね。大人としてちゃんと腐らず自分の心に従って生きる姿(これは周りをも振り回す事だってあるから、嫌われる覚悟というかそんな事で自分の人生を棒に振らない覚悟を感じる)は、人生の後輩として勇気付けられるものがあるんだ。

ほんと、こういう人に恋焦がれなくて良かったな。と思ってしまう。笑

でもその人の事や、楽しくしょうもない夜の思い出で今日も私は漢字の勉強をするよ。自分のやりたい事聞き分けて生きようと強く思うよ。かっこいい、大人と出会えているので誇らしいです。

今年の夏も素敵だったんだろうな。

たくさん音楽聴きます。

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夏の思い出

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