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僕は感じないように生きている

感じないように
感じないように酒を飲む
感じないように楽しいことを探す
感じないように氣を紛らわす
感じたくないからテレビを観る
感じたくないから仕事に没頭する
感じたくない

感じたら崩壊してしまう
感じたら息が止まって死んでしまいそう
感じたらその悲しさ、悔しさ、情けなさ、ネガティブな負の感情を認めてしまうことになってしまう

感じたらそれが在る、現実になってしまう
だから感じないでスルーしよう なかったことにしよう

そうやって そうやって
避けてきた

楽しい、幸せ〜ってことのほうを感じたくて
ネガティブな嫌な感情や不快なものを排除してきた

そしたら いつの間にか

どちらも感じる感覚が弱くなってきた
感覚センサーが鈍くなってしまったのかな?

だからもっと刺激を求める
刺激がほしい
感じたい!

僕の奥底はそう言ってるみたい

辛い食べ物、強い刺激、過激な描写、シーン、興奮するもの、、、

でもすぐに飽きる
もっと もっと と求めて

感じたい
感じたいんだ!

生きているって実感がほしい

でも 感じられない

感じない世界はまるで死んでるかのよう

どうしてこの扉を閉じてしまったのだろう

感じることと感じないことは同じ
感じないことを認めれば感じることを認めること
感じることを拒否すれば感じないことも拒否する

感覚があるから生きている実感がある

思考をいっぱいにしたら感じないでいい
痛みを感じないと血が流れていることも氣づかない

感じたくない
感じたら傷が痛みだす

ところが
痛みを感じたらいつの間にか痛みがなくなっていた
痛みに降参したら痛みはなく
あるのは生きているという充たされた感覚だった

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