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Re-ClaM編集部、noteを始めました

これまでは三門優祐個人のブログにて「Re-ClaM」の情報を展開していましたが、この度個別にアカウントを取得し、情報展開を行うことにしました。「Re-ClaM」の情報に加えて、クラシックミステリ一般(国内・海外含め)の情報も掲載していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回は初投稿ということで、「Re-ClaM」の既刊および刊行予定の最新刊についての情報をまとめさせていただきます。

・「Re-ClaM」第1号【特集:知られざるマーティン・エドワーズ】

評論家/作家/アンソロジストと多彩な顔を持つ英国推理作家協会会長マーティン・エドワーズを特集。本邦初となるインタビュー、代表作および最新作のレビューを掲載、また最新の評論書 The Story of Classic Crime in 100 Books (2017) の序文を翻訳し、エドワーズの紹介に代えた。また、彼が中心となってセレクトを行っている叢書「ブリティッシュ・ライブラリー・クライム・クラシックス」を紹介、英米で進行しているクラシックミステリ・リバイバルの流れを示した。なお、電子版をBOOTHにて販売中。

・「Re-ClaM」第2号【特集:十五年目の論創海外ミステリ】

2019年に創刊15周年となる論創海外ミステリ。通巻200巻を超え、日本におけるハードカバーのクラシックミステリ叢書の代表格の一つとなったこのシリーズの全体像を論じた文章は、しかしまだ少ない。そのきっかけの一つとして、本誌にて特集を行った。「論創社編集部インタビュー」は、その補足も含めて40ページ・二時間半にも上る超ロングインタビューとなった。他、論創海外ミステリに関わってきた識者によるエッセイを多数掲載し、当初の想定を超え骨太な内容になった。なお、電子版をBOOTHにて販売中。

上では特集の内容を主に紹介しましたが、「翻訳ミステリー大賞シンジケート」にて「乱読クライム・ノヴェル」を展開する書評家・評論家の小野家由佳氏や翻訳者・解説者としておなじみの小林晋氏らを迎えた寄稿・連載の項も読みごたえ抜群です。

次に最新刊について。「Re-ClaM」本誌は評論中心で展開していますが、今後、「別冊Re-ClaM」として小説の翻訳を刊行していく予定です。その第1巻として、奇天烈な語りで読者を熱狂させた『赤い右手』で知られるJ・T・ロジャーズの作品集『死の隠れ鬼』を来る8月に刊行いたします。内容については、以下のエントリをご覧ください。

なお、11月の第29回文学フリマ東京には、「Re-ClaM」第3号を持って参加予定です。また、10月の第5回文学フリマ福岡にも申し込みをしておりますので、そちらでも何か出せればと考えております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

三門優祐 拝

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