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家を買わない人生にした

迷っていたけどやはり買わないことにした。家。
ちなみにこの記事は家を買う人の事を否定するものでは全くない。
そもそも家購入派vs賃貸派なんてのをよく目にするが、これほどまでに不毛な戦いはない。なぜならそれは、各々のライフスタイルや、人生において何を優先させたいか、によって容易く変わるからだ。

ただ迷っていたことに区切りをつけたので、我が家の場合を記していきたい。

まず夫が自営業。これである。住宅ローンというデカい壁がある。おそらく頭金を多く用意すれば通りやすいのだろうが、そこまでする気がまるで起こらない。

例えば家を買うために何かを節約したり、私が1歳の息子を預けて働きに出るという選択肢は絶対にない。じっくり考えた上で再確認した。なぜなら、私は持ち家にそこまでの価値を感じていないからだ。

それよりも息子といられる時間や、スーパーで値段を気にせず高い調味料を選ぶ事ができ、何の負い目もなく欲しいものを買う決断ができるこの現状をとても気に入っている。これらを失うのは、また、ローン返済という余計なプレッシャーをこの先背負い込む事は、私にとってかなりのストレスになる。

とはいえやはり選べる事なら広い家、新築マンションを買っただろう。今の生活レベルや心的負担をかけずにそれが叶うなら。だが現実、そこまでの金はない。

そして今回のコロナでやはり思った。自営業という身、いつ何が起きてもおかしくないと。

人生で最優先させたいのは家ではないと気付いた

コロナだろうが何だろうがいつだって最優先させたいのが、私にとって家ではなく息子なのだ。つまり、息子の教育費用。
息子には何も我慢させたくない。海外旅行にも連れて行きたいし、やりたい習い事もさせてあげたい。留学したいと言えばさせてあげたいし、奨学金に頼らず大学に行かせたい。本当にもう、これが一番大事。教育費用を削るなんて私とってはあり得ない事態である。

その為だったら家は賃貸でいい。いつだって引っ越せるし、息子が巣立ったあとは旦那と二人でもう少し狭い部屋に移ってもいい。もし現金一括で買えるような安い古民家があればそれを買ってもいいし、まぁ団地でもなんでもいい。家と息子の将来を天秤にかけたら、重いのはやはり息子の将来だ。

そしてローンを払い終わった後でもマンションだと修繕費や管理費を払っていかなくてはならない。色々総合的に考えると、私達のライフスタイルに限り、家を買う方がメリットがあるとは思えなかった。

歳を取ると部屋が借りられないという問題もある。が、多分その頃には高齢化も加速しまくっているだろうし、年寄りがほとんどのこの日本で、年寄りに部屋を貸さないという大家は少ないのではないだろうか。と勝手に楽観視している。(もちろん、賃貸ゆえの老後の蓄えは考えている)

マイホームドリームという言葉があるように、家というものにとても重きを置いている人がいるのも分かる。メリットデメリットではなく、単純に家そのものに対する気持ち。それは全く否定しないし、多分我が家もローンを組まずに買えるレベルの蓄えがあれば買っていると思う。

我が家は、息子が小学校に入る前にもう少し広くて校区の良い場所に引っ越す予定だ。腐っても地方都市なので、家賃は、多分買った方が良いと言われそうな額を払う事になるのだろう。いつでも住み替えられるメリットは手放せない。
あとは素敵な賃貸マンションが増えてくれればもう何も言うことはない。





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