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お腹の子の性別が♂でガッカリしている人へ是非伝えたい事

出産してから、いや、妊娠してからよく聞かれた。

「本当はどっちが欲しかった?」

言わずもがな性別の話である。
聞いてくる人の中にはごく少数であるが悪意が透けて見えるものもあった。つまり、本当は女の子が欲しかったんだろう、という。

その通りだった。私は最初、世間の傾向通り女の子希望だった。理由は女の子の方が育てやすそう、女の子はお洒落できる、メイクとか教えてあげたいとかそういうふわ〜っとした理由だ。

妊娠検査で突如告げられた性別。というよりエコー越しに見せられたチンコ!
ガッカリしなかったと言ったら嘘になる。でも、心のどこかで何となく、男の子だろうとも思っていた。

でもいつまでも女の子が良かった…なんて言ってる人間でもないので、神様が私に育てろと渡したのは男の子なんだ!素敵!とメルヘン全開で容易く切り替えることができた。すぐに運命感じるタイプで良かった。それからは男の子グッズを調べまくり今か今かと待つ日々…

産まれたらもう、我が子の可愛さったら!!
我が子が男の子であることを誇らしくさえ思った。私がこんなに可愛い子供を産めるなんて思ってなかった!!(親バカ)

我が子の可愛さは性別を超える。
もしお腹の子が男の子でガッカリしている人がいれば、月並みだが言いたい。産んだらどうでも良くなる、と。

そもそも産まれて間もない赤ちゃんの性別なんてあってないようなものだ。個性が出るのはもう少し後。

確かに巷には女の子向けの可愛いベビー服が溢れている。が、男の子の服だってお洒落なものは沢山ある。私はネクストというイギリスのプチプラブランドが好きだし、
息子がもう少し大きくなったら可愛いではなく、カッコいいファッションをさせるのもかなり楽しみ。

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旦那とリンクコーデした息子を早く見たい。

こういうのも超アリ

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男の子育てにくい説

我が愛しのチェリーボーイはまだ1歳なのでなんとも言えないが、確かに女の子に比べると元気で活発。でもそれって悪いことだろうか。

育てやすさってそもそも一体何なのだろう。
騒がない、おとなしい、聞き分けが良いetc...

でも子供が自我を主張するのは大切な事だし、抑えられないほどの好奇心も、よく動く四肢も健全そのものではないか。と私は思う。

扱いきれないものを育てにくい、という一言で切り捨てるのはいつだって大人側の都合だけど、もう少し肯定的に捉えられないものかと思う。
育てやすさとは、結局大人にとって都合よく動いてくれる子、なのか。

それに、である。
女の子を欲する女のみなさん、(過去の自分含む)思い出して欲しい。

「女」って、そんなに生きやすい生き物だっただろうか。
人生は幼き日だけではない。その後も続く。思春期、反抗期…学校での友達同士の諍い、女特有のややこしさ……どうしたってついて回る。

ちなみに私はめちゃくちゃややこしい女児だったし、口も達者でかなりウザかったと思う。あと関係ないけどブスだった。
女であることの利益も不利益も経験してきて思う事は、女ってそんなに生き易くないよな、である。そして私の母は、私を育てるのに苦労していた。兄の百倍親を泣かせた自信がある。


将来女の子ほうがそばにいてくれる説

これは本当によく聞く。が、どうかと思うのも本音。
なぜ老後まで子供にベタベタしようとしてるのか。旦那はどこへ行ったのだ。
子供は子供の人生があるんだからいつまでも執着するなと思うし、子供の性別に関わらず圧倒的に自分のことしか考えてないこのエゴ丸出しの理由が1番嫌いだ。

それに、本当にそうだろうか。
私は兄がいるが、兄は地元で就職結婚して、両親にいつでも会える。
一方私は県外で進学からの結婚なので、親のそばにいるのは俄然兄である。
別に息子が将来どこぞの嫁のものになってもいいじゃないか。私は息子がいつまでも童貞だとかマジ勘弁だし、独り身なのも切ない。普通に親より大事な人を人生で見つけてくれたら、こんなに嬉しい事は無いと思うのだが……どうなのだそこんとこ。


友人の女の子ママは、少1の娘の生意気っぷりに毎日白目を剥いていたし、
女の子2人、男の子1人を育てているうちの兄嫁は、男の子の方が楽、女の子は精神的にしんどいと言っていた。(個人の見解)

女の子が悪いという事では全くない。女の子は可愛い。口達者で生意気なところも含めて可愛い。遊びも可愛い。たた世間のプレママ達が思っているほど女は一筋縄ではいかないぞと。お前ら自分を思い出せ〜〜〜!!!

まぁ、男は男で色々ある。やはり遊びに付き合うのも体力追いつかないだろうし、お洒落しようにも限界があるし、性差による理解できない言動も多々あるだろう。大人になると背負うものがデカいし、社会的プレッシャーも大きい。犯罪率なんて女の4倍というデータもある。ようはどっちもどっちという事だ。

「(男の子/女の子)って大変そ〜〜〜!」

どちらにしろこの言葉がめちゃくちゃ嫌いだ。わざわざこれを当事者に伝える理由がどこにあるのか教えて欲しい。別にてめぇが育てるわけじゃねぇから安心して寝ろと言いたい。同情を装った優越感という、意地の悪さが透けて見える。(私の目が腐っているだけという説も)

過去私にそう言った、女の子ママという立場にあぐらをかいているあの「女」も、いずれ女の子特有のイザコザに悩まされる日が来るだろうと内心思っている。

だがそれよりも許せないのが、いつまでもぐちぐち

「本当は女の子(または男の子)が欲しかった」

「男の子(または女の子)は嫌だから中絶したい」

なんて言ってる馬鹿者である。そこまで性別に拘るにも関わらず、何故妊娠という大バクチを打った?二分の一なんだから考えたら分かるのでは。産み分けなんてものは絶対じゃないと、誰も教えてくれなかったのか。

それに、そういう人はきっと、希望通りの性別を授かっても、「なんか思ってたのと違う」「理想と違う」的な理由でまた愚痴り出すのが関の山なのである。

妊娠前は女の子希望だった私も今や息子にメロメロで、旦那なんて2人目も男の子がいいという始末。
喋り始めるのなんてもっと楽しみだ。どんなトンチンカンな面白い事を言って私をビックリさせてくれるのだろう。

もしお腹の子が男の子でガッカリしてるいる人は、こんな奴もいるんだと思って欲しいというか、まぁ産まれたらどっちでも可愛いというのは多分世間的にもありがちだと思う。

誰だって、性別より我が子。他人の子では意味がないのだ。


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