12 仲間探し 13 ポジショニング(立ち位置) 14 サンドイッチ法

◆ 12 仲間探し
自分から働きかけて、相手とリレーションをつくっていく体験です。
1.「仲間探しの旅に出てもらいます」と伝えます。
①出題されたテーマに添って、同じ理由、思いを持った相手(仲間)を探してだくさい
②相手を選び、互いに話をします。テーマに対する理由、気持ちが同じだと判断したら仲間になり、手をつなぎます。
③さらに仲間を探して、声をかけていき、仲間を増やします
2.相手を選んで話したときに、できるだけ仲間になれるように、視点をかえる、理由の深い意味を話し合うなどします。すぐにはあきらめない!
3.テーマ(質問事例)
・あなたが、この会社を選んだ理由は何ですか?
・仕事で一番大切なことは、何だと思いますか?
・あなたの夢はなにですか?
*本当の想いなど掘り下げて話をする積極性を促すのがインストラクターの重要な役割になります。
プロセスを観察しておき、フィードバックします。
・最初に声をかけるのは、自分と似ている相手が多いこと
・見た目で、共通項のある相手を選んでいる事実
・最初は正対(正面で向かい合っている)が多いが、斜めのポジションで対話する姿が増えていく事実
・次の相手を探す働きを積極的にするメンバー
・発言の多いメンバー

◆ 13 ポジショニング(立ち位置)
コミュニケーションの体験学習です。
対人関係で、自分のポジション(立ち位置)の取り方を教えます。
1.対人関係では、いつも、どのような時でも、3つのステップを刻むことを教えます。
①まずは、正対=礼儀正しいが、緊張を伴うので、長時間はさける
②つぎは、斜め(カタカナのハの字)=互いに目のまえをさえぎらないので、安心感があり、会話によい位置関係
③最後は、サイド=あいての横に立つ位置関係で、心を開いた状態
2.説明が終わったら、具体的な距離感を教えます。
①正対は、互いが片手を伸ばしたくらいの距離。自分が腕を伸ばした範囲が個人的な領域といわれています。この範囲に侵入しないくらいの距離です
②斜め(ハの字)は、片手を伸ばした距離
③サイドはさらに近づいて、肘から先を伸ばした間合いです。
3.2人でペアになってもらい、3つのステップで位置と距離感の練習します。
4.慣れてきたら、具体的に自己紹介や、売場でのアプローチをイメージしてトレーニングします。
5.立ち姿勢、お辞儀、手の遣い方、笑顔、アイコンタクトなど、他の要素も加えてブラッシュアップします。
ポジショニングは、心地よい人間関係をつくるときに、基本になることです。自然に身体が動くくらいになるまで徹底してトレーニングします。

◆ 14 サンドイッチ法
立ち姿勢、お辞儀、発声、8大用語など基本動作を教える方法です。
1.グループの中で、ひとりもっとも上手にできているメンバーをピックアップします。そしてマンツーマンで、ブラッシュ  アップして、手本になるレベルにします。
2.そのメンバーに、自分のサポートをするメンバーを選ばせて、レベルを揃えさせます。このときはインストラクターが補助します。
3.2人で、他のメンバーを間に挟み、基本動作のトレーニングをします。両サイドのモデルの真似をして、動作を学びます。
4.モデル役が、間に挟んだメンバーができたと判断したら、交代をしていきます。モデル役の判断があまくならないように、インストラクターがチェクします。
5.こうしてメンバーができるようになったら、モデル役の間にすべてのメンバーがはいり、グループ全体の動作を確認します。
基本動作を学ぶときに使います。グループのモデル役を任命し、そのメンバーにグループのレベルつくりを任せます。自分達で協力し、妥協しない関係を維持することで、自発的なグループの空気をつくります。
ここでモデルに選ばれたメンバーは、その後現場に配属されてからもレベルがダウンすることはありません。

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